さくら進学クリニック 『進学コラム』

千葉県北西部の公立上位高校志望の受験生に受験情報に関するアドバイスをお送りするブログです

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 2025年千葉県公立高校入試は2月18・19日です

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「244.併願パターンの研究」

こんにちは、さくらです。
お待たせしました、今回は「併願パターン」の研究です。


ここでは、「進学コラム」の読者に最も多いと思われる「公立上位校が第一志望」である場合について考えていきます。
具体的には、「県立船橋高校(普通科)が第一志望」で、私立の結果がどうであれ、県船橋に合格したら県船橋に進学するという受験生の場合を考えます。
東葛飾や千葉東を志望している場合も、ほぼ同じような併願パターンになりますので参考にしてください。


・「上位校のグループ分け」


はじめに、併願パターンを考えていくための基礎知識として、「さくら進学クリニック」ではおなじみの「上位校のグループ分け」についてお話しておきます。

千葉県の上位校を6つのグループに分類します。


「公立1番手校」 (今後「公立1」と略、以下同様)県千葉・県船橋東葛飾・千葉東
  「私立1番手校」 渋谷幕張・市川・東邦大東邦昭和秀英
「公立2番手校」 佐倉・薬園台・市立千葉・県柏
  「私立2番手校」 芝浦工大柏・専大松戸日大習志野、補欠で国府台女子学院・成田
「公立3番手校」 市立稲毛・八千代・船橋東・小金・幕張総合・成田国際など
  「私立3番手校」 八千代松陰流経大柏・千葉英和など、入試相談のある学校


以上のようにグループ分けすると、公立と私立が階段状(ジグザグ)にレベル分けされ、関係がわかりやすくなります。
公立高校が第一志望の場合、第一志望の上下のグループから併願する私立高校を選んでいけば、併願パターンができあがります。


例えば、「公立2」に属する佐倉が第一志望の場合、すぐ上の「私立1」に属する市川は「挑戦校」になり、すぐ下の「私立2」の日大習志野は「次善校」に、「私立3」の八千代松陰は「安全校」になります。
「公立3」に属する船橋東が第一志望ならば、「私立2」の日大習志野に合格できたら、公立を1ランク上げて「公立2」の薬園台に挑戦するという受験生も多いでしょう。


ただし、「私立1」の渋谷幕張はすでに県内最難関校といってよく、県千葉以外の「公立1」の「次善校」にはなりませんし、「公立2」の佐倉と県柏では1ランク近いレベル差があったりするなど、グループ分けからはみ出る部分も多々あります。
このグループ分けは、併願パターンを考える上での「大まかな参考に」と考えてください。


・「公立が第一志望なのに、なぜ私立を受験するのか」


毎年毎年、受験に関わっていると、公立が第一志望でも「挑戦校」「次善校」「安全校」と私立を併願することが当たり前になり、なんの疑問も抱かなくなってきます。
しかし、初めて受験を経験するご家庭では「進学するのは1校だけなのに、どうしてそんなに受験する必要があるのか」という疑問がわくかもしれません。


実は、現在の高校入試のシステムでは、志望校が中位校までなら「公立+私立安全校」の2校の受験のみで終わってしまいます。
中位校までの受験なら、併願パターンなど考える必要はないのです。


例えば、第2学区の市立習志野高校(普)(偏差値50程度)が第一志望なら、「安全校」をひとつ決めて、習志野高校を受験するだけです。
習志野を例に挙げたことに特別な意味はありません、あくまでも一例として取り上げています)


「安全校」には入試相談がありますから、中学校の成績で「ほぼ自動的」に決まります。
入試相談が通れば「合格が99%約束」されるので、それより下のレベルの学校を受験する必要はありません。


私立の併願校に「入試相談のない学校」を選択することはあまりありません。
「入試相談のない学校」(試験で合否が決まる学校)は上位校ばかりで、習志野レベルの受験生にはほとんど受からないからです。
(もちろん、挑戦してみる人がゼロではないでしょうが)


さらに、公立の入試も3倍・4倍といった高倍率になることはほとんどありません。
習志野の場合、昨年は前期1.90倍、後期1.19倍でした)
模擬試験で7・8割の合格可能性があれば、ほぼ合格を手にすることができます。


現在の入試制度では、中学校で中位以下の生徒は「不合格の経験をする可能性が小さい」のです。


したがって、「不合格だった場合の想定」をする必要がなく、併願パターンなど関係ないわけなのです。
中学校では中位以下の生徒だけで「クラスの3分の2程度」にはなるでしょうから、多くの生徒が「公立+私立安全校」で受験を終えていることでしょう。


しかし、志望校が上位校の場合、公立入試は高倍率になります。


船橋(普)の場合、昨年は前期3.00倍、後期1.96倍ですから、前期で3人に2人が、後期でもほぼ半数が不合格になっている計算です。
前期・後期合わせると、のべ446名もの不合格者が出ています。
特に、前期選抜は高倍率になるので、「不合格になるものだ」という前提で臨まなくてはなりません。


ほとんどの受験生にとって公立高校は「第一志望校」です。
倍率が高いとはいえ「第一志望校」に不合格になれば、精神的なダメージは相当なものでしょう。
入試相談のある安全校に苦もなく合格することで、「受験なんてこんなもんだろう」などと思っていると、ダメージはさらにアップするでしょう。


公立上位校の受験生は、「不合格だった場合の想定」を十分にしておく必要があるのです。


後期選抜の願書提出は前期発表日の「わずか2日後」です、前期で不合格になっても「うろたえている」ヒマなどありません。
すぐに願書を用意して、再び「その高校」に出しに行かなくてはいけないのです。
(しかも、後期選抜の定員は40%しか残っていないのです)


そういう「逆境」の中、第一志望合格へ気持ちを前に向けていくには、志望校に対する「強い意志」と「自信」が必要です。
その「自信」をどこから持ってくるのかといえば、「合格」からしかありません。


たとえ「ほぼ安全校」のレベルであっても、入試相談のない学校で「合格」を手にすることは、自分の実力が認めてもらえたことになります。
自分の実力を「合格」という形で明確に認めてもらうことは、これ以上ない「自信」につながります。
それは、模擬試験では決して得られないものです。


もしも、私立を「不合格」になっても、「自分の実力が甘かった」ことを実感することができ、次につなげることができます。
(次につなげるとは、「志望校合格に向け一層の努力をする」と「志望校を変更する」の両方の意味を含みます)


また、第一志望である公立高校の前に「不合格」の経験をすることで、公立前期が「不合格」だったときの心の準備をすることもできます。
(私立で泣いておけば、次(公立前期)のダメージは小さくてすみます)


私立を受験することは、「私立に進学するため」ではなく、「自信を持って公立に臨む」ための環境作りなのです。
公立上位校が第一志望であればこそ、何校かの私立高校を受験すべきだと私は考えます。


・「県船橋受験生の安全校」


「安全校」は「必ず合格できる学校」でなくてはなりません。
県千葉、県船橋といった県内最上位校の受験生でも、中学校の先生は「必ず合格できる学校」として「入試相談」のある学校の受験をすすめるでしょう。
中学校の先生がOKを出してくれないと三者面談が終わりませんから、「安全校」は「私立3」の中から選ぶものだと思っておきましょう。


船橋受験生の場合、地理的に考えると「安全校」は八千代松陰という人が最も多いでしょう。
八千代松陰の「厳しめの生徒指導」が嫌で、隣にある千葉英和を選ぶ人もいるかもしれませんが)
八千代松陰の前期では、昨年から2日間のうち都合のよい日を選べるようになっています。
1月20日に受験すれば県内での重複は全くありませんから、日程的にも使いやすい「安全校」だといえます。


おすすめというわけではありませんが、昨年から日出学園が「入試相談あり」の併願推薦を始めています。
同校は、今どきの「勉強させる校風」ではなく、バランスを重視した教育を少人数で行っている学校です。
校風が自分に合うようなら安全校として候補に入れてもよいでしょう。(5科23以上が必要です)


女子であれば、国府台女子や江戸川女子を「安全校」に使うことができるので、選択の幅が広がります。


国府台女子は「私立2」の補欠に入れていますが、前期選抜には「入試相談」があります。
学校側では「入試相談はあっても試験重視」だと言っていて、実際、少ないですが不合格者が出ています(普通科で昨年1名、一昨年3名)。
「100%合格を約束」とはいえませんが、県船橋レベルの受験生が不合格になることは「まず無い」と思われます。
中学校の先生がOKを出してくれれば「安全校」として使えるでしょう。


江戸川女子は「入試相談」でOKをもらえれば、2類(本当はローマ数字ですが、文字化けするのでアラビア数字で書きます)での合格は約束されます。
3類で合格するためには入試でそれなりの点を取る必要がありますが、県船橋レベルの受験生なら十分可能でしょう。
国府台女子の「選抜コース」も同様です)


ちなみに、江戸川女子は東京といっても、江戸川を渡ってすぐの「ほとんど千葉」です。(京成線なら国府台女子と2駅違いです)
都内校なので入試日程が県内とかぶることがなく、県内私立高との併願作戦が立てやすいのが利点です。
都外生向け併願推薦入試(B推薦)が1月23日(県内私立前期のすぐ後)にあるので、他の都内校(都内一般入試は2月10日から)のように公立に向けた勉強の障壁になることもありませんし、県内前期で良い結果が得られていれば棄権することもできます。
また、江戸女は延納手続き無しで公立まで待ってくれるので、江戸女のみしか合格していなくても延納金は必要ありません。


大学合格実績も、早慶など難関私立大にまずまずの数を出しています。
少なくとも県内の「私立3」レベルの学校よりずっと上だといえます。(早慶上智に限れば「私立2」でもトップの実績です)
女子校が嫌でなければ(さらに言えば、勉強面でも生活面でも厳しめの校風が嫌でなければ)、江戸川女子はかなり使える学校といえます。


・「私立1番手校」を受験しよう


船橋志望の受験生にとって「私立1」の4校は、ほとんど「次善校」にはなりません。
データがあるわけではありませんが、県船橋合格者で「私立1」を併願した生徒の併願成功率は50%以下だと思われます。
(特に渋谷幕張・市川は厳しいでしょう)


では、県船橋受験生にとって「私立1」を受ける受けないは「本人の好み」なのかというと、私は・・・「受けるべき」だと思います。
それは、入学後のことを考えれば高校受験の段階で「後れ」を取りたくないからです。


「私立1」の入試問題は中学校レベル(学習指導要領)を超えているものも多く、特別な対策が必要になります。
英語であれば、中学校で習わない単語がゴロゴロ出てきます。
「私立1」を受験するためには、それらの単語も努力して覚えていかなくてはなりません。
「私立1」を受験するということは、そういう負担を負うということです。


しかし、その負担こそが、あなたを一回り大きくしてくれます。
船橋高校に入学してみると、そういう負担を負ってきた生徒が多くいることに気づくはずです。
上位校には、スタート地点から「一歩でも人より前に出ておこう」と考えている人がたくさんいるのです。
「同じ試験を受けて、同じ学校に合格して、みんな同じスタートだ」などと考えているお人好しの人は、あっという間に置いてけぼりにされてしまいます。


船橋は県内トップレベルの高校です。
県千葉にも合格できる力がありながら、地理的条件から県船橋に入学した生徒がクラスに複数いるでしょう。
中には国立大付属や開成、早慶付属などの難関国私立高校に合格しながら、県船橋に入ってくる生徒もいると思います。


高校入学はゴールではなく「通過点」に過ぎません。
合格したときから次のレースは始まっているのですから、スタートで出遅れることは得策ではありません。
(入学後のレースは相手が全員「入試の勝者」であるぶん、受験のレースよりも厳しいのです)
そのためにも、「県船橋の合格」だけを目標にしないで、「私立1の合格」も同時に目標にしたいのです。


ただし、県船橋に向けた勉強だけで手一杯の人には、「私立1」の受験はおすすめできません。
もっと言えば、模試の成績で県船橋の合格可能性が50%に満たない人は、「私立1」を受験すると「共倒れ」になる可能性があります。
自分は「私立1」も視野に入れていくべきなのか、悩む場合には過去問をやってみましょう。
過去問に全く歯が立たず、このレベルまでたどり着くには相当な努力が必要だと感じたら、やめておいたほうがよいでしょう。


・理想的な併願パターン


併願パターンの前に、県内上位私立高校の入試日程(併願のみ)を確認しておきます。


「前期選抜」

1月17日 市川、専大松戸
1月18日 東邦、昭和秀英専大松戸芝浦工大柏、国府台女子、日出学園八千代松陰(第1回)
1月19日 渋谷幕張芝浦工大柏、日大習志野
1月20日 八千代松陰(第2回)


「後期選抜」

2月5日 市川、専大松戸日大習志野、成田、八千代松陰
2月6日 東邦、昭和秀英芝浦工大柏、国府台女子
2月7日 渋谷幕張


併願パターンを考えるとき、「私立後期を受験するのか」ということが重要になってきます。
昨年の公立高校の制度変更で、千葉東を除く上位校から「独自問題」がなくなり、どこを受験しても「共通問題」の対策をすればよいことになりました。
とはいえ、千葉県の「共通問題」には「得点しにくい問題」が一部含まれており、高得点が必要な上位校では「十分な勉強量(知識量)」が必要です。


しかし、「私立後期選抜(上記日程)」と「公立前期選抜(2月14・15日)」の間は1週間程度しかなく、その間に十分な公立対策を行うことは困難だといえます。
(都内私立(2月10日から)を受験した場合などは、ほとんど何もできないまま公立前期を迎えてしまうことでしょう)
したがって、「第一志望が公立高校」ならば、私立後期は思い切って「無いものとする」のもよい作戦でしょう。
県内私立を「結果にかかわらず、前期で終える」ようにすれば、公立前期まで1か月近い時間を公立対策にあてることができます。


しかも、県内私立の後期選抜は年を追うごとに「2次募集的色彩」が強くなっています。
専大松戸日大習志野など「私立2」では、後期は高倍率になり(昨年は専松6.05倍、日習3.30倍)前期とは「まったく別物」の入試になっています。
渋谷幕張、東邦、昭和秀英といった「私立1」も、年々、後期の合格者を減らしてきています。


昨年以降、私立後期選抜は「公立対策が手薄になるリスク」を負ってまで受験する価値は見出しにくくなっています。
県千葉に余裕で合格できるほどの実力があるならば別ですが、県船橋の受験生ならば、私立は前期で終了させて「公立対策」に切り替えるのが得策だと思います。


そういったこともふまえて、理想的な併願パターンを考えていきましょう。


「私立1」では、例年、倍率の低さから東邦をすすめていましたが、今年に限っては臨時定員増になっている昭和秀英がおすすめです。
一昨年の臨時定員増(50名→100名)では、前期合格者が320名から513名に200名近く増加し、倍率も2.74倍から2.40倍へと下がりました。
(臨時定員増で志願者も増えたので倍率はあまり下がっていませんが、増えた志願者の大半は下位層だったと思われます)
今年は50名→90名ですから、一昨年より若干合格者が少なくなるかもしれませんが、「チャレンジ組」からも合格者が多数出るのは間違いありません。
ただのチャレンジではなく、「本気で合格を取りに行く」のなら昭和秀英で決まりでしょう。


ただし、上にも書いたように「入試問題の難易度」は高く、公立2番手校レベルの受験生には歯が立たない可能性もあります。
合格を狙っていくためには、それなりの対策が必要だと思いましょう。
そのあたりは、実際に過去問を解いて確認してみてください。


一方で、東邦のコストパフォーマンスも相変わらず健在です。
ここ2年間は前期の倍率が「2倍を割っている」状況ですから、受験生の平均点を取ればギリギリ合格に引っ掛かります。
倍率だけを見れば、今年の昭和秀英といえども東邦を下回ることはないでしょう。
倍率が低いということは不合格者が少ないということですから、当日多少のミスがあっても合格圏に残れる可能性が高くなります。


もちろん、倍率は低くても受験者のレベルは高いので、誰でも「楽勝」という意味ではありません。
今年は実力下位層が昭和秀英に抜ける可能性が高いですから、高いレベルでの少数激戦だと考えておきましょう。


「私立2」は、専大松戸日大習志野芝浦工大柏のいずれでもよいでしょう。
併設大学の関係から専大松戸は文系志望が多く、日大習志野芝浦工大柏は理系志望が多いといわれていますが、高校段階では気にするほどの違いはないと思ってよいでしょう。


専大松戸はE類とA類が選択できるので、E類で合格することで多少の「達成感」を得ることができます。
船橋受験生の場合、「私立1」の合格が得られないことも多いので、そんな中で専松E類は「単なる次善校」以上の安心感をもたらしてくれるでしょう。
(感じ方は人それぞれだと思いますが)


日大習志野は他の2校と異なり、試験が1日だけなので入試の透明度が高くレベルの読みやすい学校です。
前期は例年1.5倍程度の倍率なので、おおむね実力どおりの結果が出ます。(県船橋受験生なら「安全校に近い次善校」だといえるでしょう)
ただし、今年は新校舎が完成するので人気が出る可能性があります。
当然ながら、倍率が上がると難易度も上がるので多少の覚悟はしておいたほうがよいかもしれません。


芝浦工大柏は昨年から2日間入試になりました。(専大松戸と同じ方式です)
日程的な受験しやすさが向上したため、前期の倍率は1.16倍から1.83倍にアップしました。
学校側としては2日間にして成功したといえますが、倍率が急上昇したため、今年は敬遠されてしまうかもしれません。


専大松戸日大習志野は後期は高倍率になりますから、前期で取りこぼした場合どうするのか想定はしておきましょう。


佐倉・成田方面の受験生なら、「私立2」として成田を選択するのも悪くありません。
成田は前期は単願のみなので、「次善校」として受験するなら後期(2月5日)に受験する必要があります。
そうなると、「私立は前期で終了が得策」という話はどうなるんだと言われそうですが、成田は5科入試なので「公立対策」をする中で受験を迎えてもOKです。


私立が前期だけで終わると、公立前期までひと月近く試験が無いので、緊張感を持続することが難しくなるかもしれません。
公立前期の10日前に成田の入試が入れば、適度な緊張感を保つことができ、むしろプラス材料になるでしょう。


後期に成田を受験するということは、前期で「私立1」に不合格になっている(または受験していない)ということです。
成田に不合格になることは「絶対に避けなくてはいけない」状況のはずですから、適度な緊張感どころではなく「本気」の入試になるでしょう。
「公立の前哨戦」という意味で、かなり気持ちを高揚できるのではないでしょうか。


いろいろと書き連ねてきましたが、学校選びは、本人の希望が何より大切です。
特別な思い入れのある学校があれば、その学校を受験しましょう。
「合格しやすいから」という理由だけで学校を選んでしまうと、受験勉強に対するモチベーションが下がりますし、もしも入学してしまったら後悔することになりかねません。
思い入れのある学校を中心に組むのが、あなたにとっての「理想的な併願パターン」なのです。


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