平成24年度千葉県公立高校「選抜・評価方法」が各校ホームページに掲載され始めています。
10月19日現在、1〜4学区の上位校では千葉東、市千葉、県船橋、薬園台、船橋東、県柏の6校で確認できました。
選抜・評価方法は、後期選抜では「K」の値(調査書の得点にかける係数)が学校ごとに決められることを除けば「全校ほぼ同一」なので、注目するのは前期選抜のものになります。
昨年、内申の扱いに特徴のあった県船橋(調査書0.5倍)、船橋東(調査書2倍)に変更はありません。
内申の扱いに変更があったのは千葉東で、調査書が「0.4倍」になります。
135点×0.4=54点ですから、調査書は「わずか54点満点」になるということです。
(ただし、教科の評定以外に、特別活動・部活動等の実績を5点満点で評価することになっています)
千葉東は独自問題実施校ですから、学力試験の配点は共通問題500点+独自問題150点=650点もあります。
調査書が54点満点ということは、調査書の比率が「学力試験の10分の1以下」という、大幅な「学力重視」の入試になります。
千葉東高校は「真面目」「堅実」なイメージの学校だけに、極端に内申の低い受験生は多くないと思われます。
現実的には調査書を0.4倍にしたところで、大幅に合格者の顔ぶれが変わるということはないのではないでしょうか。
しかし、「実力はあるのに、先生の評価は低い」という受験生にとって、朗報になることは間違いないでしょう。
それにしても、千葉東は「上位校唯一の独自問題」「臨時定員増」「内申点0.4倍」と話題を提供してくれますね。
(それだけ、危機感のある学校だということなのでしょうけど・・・)
明日、明後日と各校ホームページに次々掲載されそうですので、また近いうちにまとめてみたいと思います。