さくら進学クリニック 『進学コラム』

千葉県北西部の公立上位高校志望の受験生に受験情報に関するアドバイスをお送りするブログです

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 受験勉強のやり方など勉強に関するアドバイスは、もうひとつのブログ さくらweb進学塾 に掲載しています
 高校受験Q&A、上位校の入試状況などは さくら進学クリニック にまとめています

 2020年千葉県公立高校入試は、前期 2月12・13日、後期 3月2日です

 公立上位校を目指す進学塾 《さくら進学塾》 では9月より開講する中2クラス生を募集しています
 現在、前期と後期の2回実施している千葉県公立高入試は、現中2生が受験する2021年から1回だけになります
 入試が1回だけになると有利になるのか不利になるのか、志望校選択や併願作戦に変化はあるのか
 心配はご無用!1996年以前の1回入試を知っている先生なら頼りになるはずです
 もちろん私さくらはよく知っています
 詳しくは さくら進学塾のホームページ をご覧ください
 四半世紀にわたる千葉県公立高入試の制度変更についてのコラムも書いています

536.大学進学状況の読み方

第1回オフ会のお知らせ

オフ会は誰でも参加OKの「受験について語り合う会」です。
内容は出席者次第ですが、バンバン質問していただけます。
日時 7月15日(月)海の日 15時30分~17時
場所 さくら進学塾 (船橋駅北口徒歩2分)
参加費は無料です。

第1回は4名の方に参加していただきました。
人数が少なかった分、90分間存分に質問してもらえたと思います。
次回は体育の日の予定です

536.大学進学状況の読み方

こんにちは、さくらです。
もうすぐ夏休み、夏休み中に高校見学や学校説明会に行こうと思っている人も多いでしょう。
その際には、事前にホームページなどでどんな高校なのか下調べしておきましょう。
高校の特徴を知った上で話を聞けば、より意味のある高校見学や説明会になるはずです。


上位校を目指している受験生なら、大学進学状況のページをチェックすると思いますが、
そこで気をつけてほしいことがあります。
それは、多くの高校で掲載されている大学合格者数は「のべ」の数であることです。

国公立大の場合は、合格するとほとんどがそのまま進学するので問題ありません。
しかし私立大の場合は、併願校や安全校として使用したり、1人で複数学部に合格することもできるので、合格者数と進学者数が大きく違っていることがあります。
例えば、1人で早稲田大の政治経済学部、法学部、商学部に合格すると「早稲田大3名」とカウントされます。
これでは実際に何人が早稲田大に進学しているのか正しく知ることはできません。


具体例をあげると、今春、県船橋高校から早稲田大に現役で62名合格しています。
「9クラスだから、クラスで7番以内に入っていれば現役で早大に行けるな」と考えてしまいそうですが、
実際の進学者は22名です。現役で早大に行くのはクラスで2・3名なのです。

じゃあ、クラスで3番以内でないと受からないのかといえば、
東大6名、一橋大14名、東工大9名など、より難関の大学にも現役進学者がいるので、そこまでの必要もないでしょう。
結局、7番くらいで大丈夫なんじゃないのなんて気もしますが、実際にはそんなに単純には判断できないってことです。
少なくとも、私大の場合は「大学実績の数ほどは進学していない」ということがわかってもらえたと思います。


さらに、県船橋高校からは明治大に104名(同高の合格先として最多)が現役合格していますが、進学者は21名と合格者数の5分の1です。
船橋の生徒から見て、明治大は第一志望というより併願校として人気があるのでしょう。
このように、合格者数だけでなく進学者数がわかると、様々なことが見えてきます。

幸いなことに、最近は合格者数だけでなく進学者数も掲載する高校が増えています。
公立上位校では前出の県船橋のほか、薬園台、県柏、船橋東、国府台も進学者数をホームページに掲載しています。
(小金は現役生のみですが進学者数まで掲載しています)


薬園台、県柏、国府台では現役合格者の推薦・一般の別まで掲載していますので、さらにいろいろなことが見えてきます。

やはり具体例をあげると、今春、早稲田大に現役進学した生徒の推薦利用率を見ると、
薬園台 現役進学22名 うち推薦8名(36%)
県柏  現役進学13名 うち推薦5名(38%)
ともに現役進学者の3分の1強が推薦を利用して早大に進学しています。

これがMARCH(明治・青学・立教・中央・法政の5大学合計)になると、
薬園台 現役進学68名 うち推薦9名(13%)
県柏  現役進学42名 うち推薦19名(45%) と差がつきます。

早大ならば、薬園台でも県柏でも推薦が使えるなら使いたいと思うのでしょう。
しかしMARCHになると、県柏では積極的に推薦を使いたいと感じられるのに対して、薬園台では積極的には使いたくないと感じられます。
推薦を使うということはその大学が第一志望であるということですから、薬園台の生徒にとってMARCHは第一志望というより併願校のイメージなのでしょう。

ただ、実際には薬園台からMARCHに現役で68名も進学しているわけです。
薬園台は普通科7クラス280名の定員ですから、MARCHは卒業生の4分の1が進学する大勢力です。
つまりこのデータは「薬園台生の理想と現実のギャップ」を示していると言ってもよいでしょう。


ちなみに、国府台は大学名だけでなく学部まで掲載すると同時に、指定校推薦・公募推薦・AO・センター利用の別まで掲載しています。
また、県柏は学部だけでなく学科まで公開しています。
(県柏は進路情報公開のパイオニアで、ここの進路情報は本当に素晴らしいです)

提供されている情報をしっかり分析・活用して、その高校からの大学受験のイメージをつかむとよいでしょう。
大学進学状況については、8月頃に発行予定の「受験の手引き」にもいろいろ掲載する予定です。


注:今回のコラムの目的は、中学生に「大学受験のイメージのつかみ方」を伝えることにあります。
高校や大学を序列化することが目的ではありませんので、このコラムに対するコメントは節度のあるものを望みます。
趣旨に反すると判断したコメントは独断で削除します。


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535.県内私立高の日程 その2

こんにちは、さくらです。
昭和秀英の塾対象説明会に参加して募集要項を入手しました。


昭和学院秀英

前期  1月18日(2日目)  一般 240名(秀英中からの進学者含む) 
後期選抜は実施せず

市川に続いて昭和秀英も後期選抜を廃止し、前期のみの募集になります。
秀英中からの進学者が160~170名ということなので、募集定員は70~80名程度と考えてよいでしょう。
来年は市川と秀英がそろって前期定員増になるわけですから、上位の受験生には大変な朗報でしょう。

日程や受験科目(5科)に変更はありません。


また新たに判明した学校が出てきましたら報告したいと思います。


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534.県内私立高の日程 その1

こんにちは、さくらです。
県内私立高校の募集要項がホームページに少しずつ掲載され始めています。

県内私立高校の入試日程は昨年までと変わらないようです。
前期選抜  1月17日から
後期選抜  2月 5日から


市川

前期  1月17日(1日目)  一般 85名 
後期選抜は実施せず

市川は後期選抜を廃止し、前期のみの募集になります。
一般と単願は5教科、帰国は3教科の入試です。
前期の定員が30名増えるので、多少受かりやすくなることを期待したいですね。


日本大学習志野

前期  1月17日(1日目)  B入試(併願一般) 170名 
後期  2月 7日(3日目)  一般 20名


日程・定員とも変更はありません。
今春は日大がらみで波乱がありましたが、来年は例年並みに落ち着くのでしょう。
後期はほぼ定員通りにしか合格を出しません、欠員補充の募集だと思っておきましょう。


成田

前期  1月17日(1日目)  一般 110名  特進α 40名 (ともに専願の定員を含む)
後期選抜は実施せず

ここも日程・定員とも変更はありません。
特進α、一般、とも専願と併願があり、出願時に選択する形式です。
(特進αから一般へのスライド合格ありです)


新たに判明した学校が出てきましたら、また報告したいと思います。


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トピックス 公立高校入試の結果

こんにちは、さくらです。
千葉県教育員会のホームページに「平成31年度千葉県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果」が掲載されています。
これには公立入試の「平均点」「設問ごとの正答率・無回答率」「得点分布グラフ」などが掲載されています。


過去3年間と平均点を比較してみると

《前期選抜》
      国語   社会   数学   理科  英語  5教科 
2016年  57.0  56.6  47.4  46.3  50.3  257.5
2017年  60.8  53.8  51.4  56.4  53.7  276.1
2018年  63.2  52.9  58.5  60.0  59.7  294.3
2019年  54.2  56.6  54.5  60.6  53.6  279.6


《後期選抜》
      国語   社会   数学   理科  英語  5教科 
2016年  56.7  62.1  57.9  51.0  60.9  288.7
2017年  67.2  61.6  58.8  61.6  57.7  306.9
2018年  55.7  56.0  62.0  67.5  49.7  290.9
2019年  59.2  65.8  61.0  61.6  61.9  309.5


2018年は前期平均点が後期を上回りましたが、2019年は再び後期のほうが高い傾向に戻っています。
点数としては前期・後期とも2017年に近い(+3点くらい)状況です。
少し前の状況に戻ったということは、入試一本化に向けてこのあたりが落としどころということなんでしょうか。

得点分布グラフを見ると、後期では450点以上の得点者が2%強くらい存在しています。
御三家など最上位層ではミスの許されない厳しい入試だったはずです。
2020年後期や一本化する2021年も、平均点が300点にとどく高得点勝負の入試になる可能性が高いでしょう。
上位校志望の受験生は学力よりも訓練度の勝負になりますから、心して勉強に励みましょう。

いずれまた、正答率や得点分布の分析もまとめてみたいと思います。


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533.得点開示情報~得点分布~

こんにちは、さくらです。
前回のコラムからずいぶん時間が経ってしまいましたね。
今回は内申点や学力検査の得点分布から合否との相関を探っていきたいと思います。

高校受験のためにと学校の成績アップに日々努力している中学生は少なくないでしょう。
もちろん日々努力することはよいことです。
しかし、千葉県の公立高入試は内申135点+学力検査500点という内申比率の低い入試になっています。
内申点と合否の相関を知ることは、受験生が学校の勉強にどの程度力を入れるべきなのかの指針になるでしょう。

ところで、合格最低点はデータ数が少なくても運がよければかなり正確に見つけられます。
しかし分布を探るとなるとデータ数が物をいいます。
データが多ければ多いほど情報の信頼性は高く、少ないほど情報の信頼性は低くなります。

今年集まったデータ数は最も多い県船橋・前期でも25件です、これは受験者627名のわずか4%弱です。
この程度のデータ数では信頼性の高い情報を得ることは難しいでしょう。
無理は承知の上で情報を取り出そうとしていますので、今回のコラムは参考程度にご覧になってください。
特に合格者の学力検査最低得点や最低内申点は、実際と大きく違っている可能性がありますのでご注意下さい。


今回見ていくのは情報数が唯一20件を超えている、前出の県船橋・前期です。
は合格者、は不合格者のそれぞれ1名を表します。

内申点は1年~3年の9教科の合計値「5段階×9教科×3学年=135点満点」で、算式1で修正前の素点を掲載しています。
データの信頼性は修正後のほうが高いのですが、開示するまでわからないデータでは受験生の参考にならないのではと考えました。
内申点・学力検査の得点ともボーダーラインから遠い得点はカットしています。
合格最低点は前回のコラムに掲載したもので、合格者の学力検査最低得点や最低内申点などは今回集まった情報内でのものです。


県立船橋 前期  情報数25件(合格16件、不合格9件)
実質倍率3.27倍 合格最低点は493.5点か494点(内申135点×0.5+学力検査500点)

内申点】 合格者の最低内申点 115点 (不合格者の最高内申点 132点)
133~135 合 合 合
130~132 合 合 合 不 不 不
127~129 合 合
124~126 合 合 合 合 合 不 不
121~123 合 合
118~120 
115~117 
112~114
109~111 

【学力検査】 合格者の学力検査最低得点 435点 (不合格者の学力検査最高得点 435点)
448~450  合 合
445~447  合 合 合
442~444  合 合 合 合 合
439~441  合 合
436~438  合 合 合
433~435  
430~432  
427~429
424~426  不 不
421~423  
418~420  不 不

繰り返しになりますが、わずか25件の情報をもとにしています。
倍率が3.27倍ですから実際は不合格者が合格者の倍以上いるはずですが、この情報では不合格は合格の半分程度しかいません。
そのため不合格の傾向は読みにくくなっていることを頭に置いて見てください。
決して「こんなに受かってるじゃん」などとは思わないように、実際にはこの4倍くらいの不合格者が存在しています。
の文字を4倍に増やすと実際の入試状況に近いのかもしれません)

船橋・前期は内申点が0.5倍になることもあり、内申点はあまり合否に関係していないように見えます。
合格者の最低内申点115点と不合格者の最高内申点132点とは17点も差があり、内申点で20点近いアドバンテージがあっても学力検査でひっくり返されてしまうことがあるとわかります。

逆に学力検査の得点を見ると、25件の中で学力検査の失点を内申点でカバーした例はなく、試験の得点がそのまま合否に現れています。
内申67.5点+学力検査500点の配点どおり、県船橋・前期は学力検査勝負の入試だといえるでしょう。
内申点を得点化しない県千葉・前期はもちろん、内申点0.4倍の千葉東・前期も同様の状況だと思われます。

東葛飾・前期や後期選抜など内申点を圧縮せずに使用する場合でも、上位校は合格最低点が高いため(今年の東葛飾・前期は560点前後)学力検査で失敗すると内申点でカバーするにも限度があるでしょう。
そう考えると、公立上位校入試では 合否を直接左右するのは学力検査の得点である といってよいでしょう。

公立上位校入試ではどんなに高い内申点を持っていても安心ではありません。
しかも、3年生は内申点135点のうち90点分(1・2年生分)がすでに確定しています。
残る45点のために定期テスト対策に力を入れすぎるのは得策ではありません。
学力検査には500点も残っているのですから、優先すべきは入試得点力=受験勉強だということをしっかり認識しておきましょう。
(ただしオール4を切ると私立安全校の選択に制限が出るので注意しましょう)

公立上位校志望なのにまだ学校中心の勉強をしている人は、今すぐ受験勉強中心に変えましょう。
受験勉強と言われても何をしたらよいかわからない人はさくらweb進学塾でも指示をしています、ぜひ参考にしてください。


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