さくら進学クリニック 『進学コラム』

千葉県北西部の公立上位高校志望の受験生に受験情報に関するアドバイスをお送りするブログです

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 受験勉強のやり方など勉強に関するアドバイスは、もうひとつのブログ さくらweb進学塾 に掲載しています
 高校受験Q&A、上位校の入試状況などは さくら進学クリニック にまとめています

 2025年千葉県公立高校入試は2月18・19日です

 さくら進学塾のホームページ に進学コラム特別編「公立上位校受験は普通の高校受験とは違う」を掲載中です

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698.春休みから受験生になろう

こんにちは、さくらです。

2年生と3年生の間の春休み、春期講習で勉強している人もいれば、まだ何もしていない人もいるでしょう。
受験勉強なんてまだ先のことと思っている人も、受験について知って知識の上では受験生になりましょう。
ということで、今回は入試までの1年間をざっとまとめます。

入試までの1年間と書きましたが、公立入試は2月18・19日なので、もう1年どころか11か月も切っています。
いつ何があって、いつまでに何をしなければらないのか、頭に入れておきましょう。

勉強方法をアドバイスするブログ「さくらweb進学塾」では春休みからの勉強について記事を書いています。


入試までの日程

《私立高校》 
12月15日から  入試相談開始
12月下旬から  県内願書提出
1月17日から  県内前期入試
2月10日から  都内一般入試     

《公立高校》         
2月4・5・6日   願書提出
2月12・13日    志願変更
2月18・19日    学力検査
2月27日      追検査
3月4日       発表

2025年入試までの日程を確認していきましょう。
12月15日から県内私立高校で入試相談が始まり、安全校の合否はここでほぼ確定します。
入試相談は学校の先生が勝手に行くものなので、2025年入試は生徒・保護者の知らないうちに12月中旬から始まります。

入試相談とは、中学校の先生が私立高校に赴き、受験予定の生徒の成績を提示して合格の可能性を相談するものです。
とはいっても、あらかじめ合格基準(合格に必要な成績)が中学校側に伝えられており、中学校ではその基準をもとに三者面談を行っています。
成績の足りない生徒は三者面談ではじかれているので、ほとんどの生徒は問題なく合格内定の約束をもらえます。

後のコラムでも書きますが、県内私立高校には「入試相談で合否が決まる高校」と「学力試験で合否が決まる高校」とがあります。
このうち「学力試験で決まる入試のみを行う高校(入試相談のない高校)」は、私の知る限り8校(渋谷幕張・市川・昭和秀英芝浦工大柏・専大松戸日大習志野・成田・麗澤)のみです。
この8校以外の私立高校では、入試相談で中学校の成績(ふつう3年の12月段階の成績)によってほぼ合否が決まります。
(入試相談で決まる入試と学力試験で決まる入試の両方を実施する高校もあります)
公立高校が第1志望の場合は、入試相談のある私立高校は併願での利用となり安全校の位置づけになります。

冬休みが終わると10日で私立入試が始まり、およそ1か月続く受験期間に入ります。
千葉県の私立高入試は前期と後期の2回ありますが、上位校(入試相談のない私立高)は全て後期を実施しません。
上位生の私立入試は1月17日から始まり3日間でほぼ終わるので、都内を受験しなければ2月18日の公立入試まで1か月ほど時間が空くことになります。

ここで、入試相談のない8校の入試日程を掲載しておきます(今春の日程なので変更になる可能性もあります)
1月17日 市川、専修大学松戸、日本大学習志野、成田、麗澤
1月18日 昭和学院秀英芝浦工業大学柏、専修大学松戸、日本大学習志野
1月19日 渋谷教育学園幕張芝浦工業大学柏、麗澤
専大松戸日大習志野芝浦工大柏・麗澤は2日間入試を行い、自分の都合のよい日で受験できます(2日とも受験することも出来ます)

県内私立前期の後、1月23日ごろに都内私立のB推薦入試があります。
(B推薦とは併願推薦のこと、東京では推薦は第一志望しか認められていないのでB推薦は都外生のみが対象です)
都内私立を安全校にすると、県内が先にあるので県内の結果によっては安全校は棄権してしまうことができます。
また、3日間しかない県内入試を安全校で取られることがなくなるので、県内私立をかなり自由に受験できます。
(例えば、17日市川、18日昭和秀英、19日渋谷幕張、という強気の受験も可能です)

都内一般入試は千葉から通えそうな進学校の選択肢が少ないため、ほとんどの公立上位校志望者には縁がないでしょう。
(大学付属校ならたくさんありますが、公立志望で付属校を受験する生徒は少数派です)

公立の願書提出は2月4~6日です。
願書を出すのは2月に入ってからですから、あまり早い時期に(例えば11月の三者面談で)公立の受験校を確定する必要はありません。
早い時期に合格できそうな学校に決めてしまうと、安心して実力が下がります。
その結果、志望を下げた学校なりの実力になっていきます。
最悪の場合、下げたはずの学校に不合格になることもあります。
受験生にとって安心は最大の敵なのです。

試験日は2月18・19日です。
1日目は英数国の試験、2日目は理社の試験と学校設定検査を行います。

当日に体調不良で受験できなかった生徒を救済するため、2月27日に追検査が行われます。
追検査は1日で5教科すべての試験を行います。(学校設定検査は高校ごとの裁量で実施しないこともあります)

本検査と追検査を合わせて3月4日に合格発表が行われ、2025年入試が終わります。
公立でも私立でも二次募集はありますが、上位生が望むような高校では行われないと思った方がよいでしょう。

受験する高校を決める時期は
「11月の三者面談までに私立安全校」
「12月下旬の願書提出までに私立併願校」
「2月上旬の願書提出までに公立高校」と3段階に分かれています。
早く決める必要があるのは私立高校なので、早めに興味を持って調べるようにしましょう。
逆に公立高校の決定は私立入試が終わってからでもOKなので、ギリギリまで目標を下げずに勉強を頑張りましょう。


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697.2日間の公立入試を終えて

こんにちは、さくらです。
20日・21日で公立入試が行われました。
受験生の皆さん、お疲れ様でした。

上位校受験生であれば、ほとんどの人がすでに自己採点を終えているでしょう。
今年の平均点は上がりそうとか下がりそうとか、ひととおりネット巡回なんかも済ませたころだと思います。
平均点は上がりそうという意見が多いですが、問題が易しくなって得点が上がるのは主に中位層で、上位層は易しくなってもならなくてもほとんどの問題を得点するので、あまり影響はなかったりします。
そういう意味で、上位校の合格点は言うほど上がらないのではないかと考えています。(あくまでも私個人の意見です)

自己採点の結果がどうであっても、これで高校受験は終了です。
発表までの12日間は長いと思うかもしれません。(まあ、実際長いですが…)
しかし、すぐに答えが出ることの多いこの時代、「待たされる」ことも貴重な体験です。
不安定な状態で「自分を見つめ直したり」「将来のことを考えたり」することは、とても大切なことです。
そんな時間は人生に何度もあるわけではありません。

ひとまず受験のことから離れて、
今までできなかった「やりたいこと」に時間を使ってみたり
ただ「ぼーっ」としてみたり
何をしても、この時間をプラスにできるはずです。

この「気持ち悪さ」を、しっかり味わい尽くして人生の糧にして下さい。
進学コラムを読んでいる受験生が、みな合格を手にできるよう祈っています。


入試を終えたみなさんにお願いがあります。
高校受験の締めくくりに、ぜひ公立高校の得点開示に行ってみてください。
(得点開示のやり方については前回のコラムを参考にしてください)
そして差し支えなければ、今後の受験生のために得点と内申点を教えていただけないでしょうか。
受験した学校のレベルなどは問いません、どの高校のデータでもどなたかの役に立つと思います。

公開してもよい方は、進学コラムのコメント欄(このすぐ下にあります)に書き込みをお願いします。
コメント欄に書き込んでくれれば、多くの方に見てもらえるので情報が最大限に生かされます。

非公開で提供したい場合は、ここをクリック→ 得点開示報告ページ から送信してください。
私に直接送信することができます。

報告していただく内容は以下の5点です。
1.受検した高校・学科
2.合格 or 不合格
3.9教科の3年間合計内申点
4.学力検査の教科別得点と5科合計得点
5.思考力を問う問題の得点(実施校のみ)
他に何かコメントなどがあれば自由に記入してください。

自己採点ではなく、必ず得点開示による実際の得点を報告してください。
内申点は、0.5倍する高校を受験した場合でも そのままの得点 を記入してください。
学力検査の得点も、理数科など傾斜配点の場合でも そのままの得点 を記入してください。

ある程度の数が集まりましたら、整理して進学コラムに掲載します。
得点情報を教えてもよいという方、ぜひよろしくお願いします。
特に不合格の情報が大切です。
合格の情報だけでは合格最低点は見つけられません。
ぜひ、情報の提供をよろしくお願いいたします。

書き込みの例を下に示します。(得点は適当な数字で根拠はありません)

《例》
ウェブネーム さくらさくら
1.県立千葉・普通科
2.合格
3.内申130
4.国90 社90 数90 理90 英90 5科450
5.思考力90

せっかく提供していただいても、記入漏れがあると使えないデータになってしまいます。
必ず、すべての項目について記入してください 。

いずれの場合も氏名や中学校名など必要以上の個人情報を記載しないようお願いします。
(名前はウェブネームを使ってください、コメント欄のメールアドレスやURLは入力しないでください)


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696.得点開示について知っておこう

こんにちは、さくらです。

千葉県の公立高校入試では発表翌日から1か月間、内申点や入試の得点を教えてもらえます。
(「得点開示」といいます、公民で習った「知る権利」です)
せっかく開示ができるのですから、ぜひ行ってみてください。
自分が何点取って合格または不合格だったのか知っておくことは、高校でのモチベーションにもつながると思います。

得点開示のやり方として、県教育委員会の文書「調査書及び学力検査等の結果の情報提供」を要約して載せておきます。

《提供場所》
受検した高等学校

《提供方法》
調査書・・・ 閲覧 及び 写しの交付(コピー1枚10円)
試験の総合得点及び教科別得点・・・ 閲覧(「思考力を問う問題」の得点も見せてくれます)

《提供期間と時間》
令和6年3月5日(火)から4月4日(木)まで(土・日曜日及び祝日は除く)
全日制の課程  午前9時から午後4時30分まで

《申出の方法及び実施》
口頭により提供を申し出る
調査書のコピーをもらう場合は「写し等の交付申請書」に必要事項を記入し提出する
受検票等により受検した本人であることを確認した後、提供を行う
(受験票を絶対に忘れないように!)

調査書はコピーしてもらえるので10円を持って行きましょう。(調査書はA4用紙1枚だけなので10円でOKです)
担任の先生が苦労して書いた調査書です、閲覧だけではもったいない。
コピーしてもらって一生の宝物にしましょう。
試験の得点は閲覧のみですからメモの準備をして行きましょう。

受験票に加えて生徒手帳を持っていくと安心でしょう。
保護者が行く場合は戸籍謄本など関係を証明するものが必要になります。(具体的には高校に問い合わせたほうがよいでしょう)
結構大変なので、なるべく本人が行きましょう。
合格者説明会等の際でもよいですが、考えることは皆同じなので待たされることを覚悟した方がよいかもしれません。
時間のあるときに本人が行くのがよいと思います。(ただし4月4日までなので注意してください)


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695.公立入試に向けて

こんにちは、さくらです。

公立入試の志願変更が終了し志願者数が確定しました。
上位校(普通科、小金は総合学科)の志願状況は以下のようです。

学校名   定員     志願者(志願変更での増減)   倍率
県千葉   240名   356名 (-16名)     1.48倍
船橋   320名   641名 (-28名)     2.00倍
東葛飾   240名   466名 (-16名)     1.94倍
千葉東   320名   418名 (-13名)     1.31倍

佐倉    280名   435名 (-12名)     1.55倍
薬園台   280名   423名 (-3名)      1.51倍
市千葉   280名   425名 (-11名)     1.52倍
小金    320名   523名 (-24名)     1.63倍

以上、志願状況をまとめてみましたが、倍率は高くてもせいぜい2倍です。
倍率2倍でも受験生の上半分に入れば合格です。
(以前は前期3倍とかザラだったし、特色化選抜の初期には8倍とか10倍とかもあった、公立入試も穏やかになったものです)
身体と頭脳のコンディションを整えて、いつもの実力が出せるように調整していきましょう。
(ちなみに、倍率2倍の県船橋も当日欠席が出て(昨年は13名)、最終的には2倍を切ると思います)

受験生の皆さん、
20・21日に公立入試に臨むのはあなた自身です。
でも、多くの人たちの応援があって試験に臨むことができることも忘れずにいてください。

それは、親だったり、兄弟だったり、友達だったり、先生だったり、さまざまでしょう。
その人たちがくれた応援をあなた自身の力に変えて、試験にぶつかってきてください。
皆さんが120%の力を出せるよう祈っています。


ところで、発表後の約1か月間、受検した高校で内申点や入試の得点を教えてもらえます。
(「得点開示」といいます、公民で習った「知る権利」です)
頑張ってきた受験勉強の結果(得点)を知っておくことは、高校進学後の勉強にもプラスになることでしょう。
調査書は手数料10円でコピーをもらえます。

せっかく開示ができるのですから、ぜひ開示しに行ってみてください。
得点開示のやり方については次のコラムでお知らせします。


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694.公立入試志願変更状況

こんにちは、さくらです。

今日と明日は公立入試の志願変更です。
上位校の1日目終了時点の途中経過をまとめておきます。(普通科、小金は総合学科

願書提出段階からの増減数と倍率の変化

県千葉   -11名  1.55倍 → 1.50倍
船橋   -25名  2.09倍 → 2.01倍
東葛飾   -11名  2.01倍 → 1.96倍 
千葉東   -11名  1.35倍 → 1.31倍

佐倉    -12名  1.60倍 → 1.55倍
薬園台    +1名  1.52倍 → 1.53倍
市千葉   -11名  1.56倍 → 1.52倍
小金    -23名  1.71倍 → 1.64倍

倍率が高かった県船橋と小金は結構な数が抜けています。
東葛飾が県船橋ほど抜けていないのは地域性(移動先の候補が少ない)でしょうか。
それでも東葛飾は今日の段階で2倍を割っています、県船橋もこの様子なら最終的に2倍を割りそうです。

昨年は1日目終了段階で
県千葉-14、県船橋-38、東葛飾-43、千葉東+2、佐倉-7、薬園台+8、市千葉-15、小金-2 でしたから、今年は御三家の動きが少し小さくなっています。(学校ごと、年ごとに、事情は異なりますが)

明日で公立入試の出願者数が確定します。(最終結果の公表は明後日になります)
受験生のみなさんは数字を気にするより、自らの力を高めることに専念しましょう。
ほとんどの高校で倍率2倍を切っていますから、その高校の中央値を取れば合格です。
みんなができる問題を落とさないよう、基本の練習を大切にしてください。


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