こんにちは、さくらです。
千葉県教育員会のホームページに「令和3年度千葉県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果」が掲載されています。
これには公立入試の「平均点」「設問ごとの正答率・無回答率」「得点分布グラフ」などが掲載されています。
過去4年間の前期選抜と平均点を比較してみると
(公立志望者がほぼ全員受験することや試験時間を考えると、一般入試は前期選抜の流れをくんでいるといえるでしょう)
国語 社会 数学 理科 英語 5教科
2017年 60.8 53.8 51.4 56.4 53.7 276.1
2018年 63.2 52.9 58.5 60.0 59.7 294.3
2019年 54.2 56.6 54.5 60.6 53.6 279.6
2020年 46.0 60.7 51.4 48.8 54.6 261.6
2021年 52.8 57.7 59.3 54.6 61.7 286.2
2018年の294.3点から2年続けて下げていた5教科平均点はぐっと盛り返した感じです。
入試が2回から1回になるという大幅な制度変更があっただけに、受験生の心理に配慮して問題の難易度をやや緩和したのでしょうか。
特に英語と数学は前期・後期が始まった2011年以来、前期との比較では最も高い平均点になっています。
(英語の得点分布グラフを見ると、この問題なら試験時間を10分延ばす必要はなかったと感じます)
得点分布グラフを見ると、今年も450点以上の高得点者はわずかしか存在していません。
400点以上は10%以上もいるので、上位校では400点~450点に受験生がぎっしり並んだはずです。
取れる問題を確実に取り、ミスを出さないことが合格につながったでしょう。
上位校志望の受験生は実力はもちろんですが、最後は訓練度の勝負になります、心して勉強に励みましょう。
いずれまた、正答率や得点分布の分析もまとめてみたいと思います。