さくら進学クリニック 『進学コラム』

千葉県北西部の公立上位高校志望の受験生に受験情報に関するアドバイスをお送りするブログです

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 2025年千葉県公立高校入試は2月18・19日です

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「269.公立後期選抜志願状況」

公立後期選抜の志願状況が発表されました。
前々回のコラムで前期不合格者数と昨年までの「抜け」の状況から志願予想をしました。
実際に「抜け」がどの程度だったのかを確認しながら、上位校(普通科)の志願者数と倍率を見てみましょう。


・県千葉 (後期定員105名)

志願者数 304名(266名)  志願倍率 2.90倍(2.58倍) (  )内は昨年の志願段階の数字


過去3年間と今年の「抜け」の数と抜け率(過去の抜けは志願変更後の確定数)
09年 442−343=99名(22.4%)
10年 400−329=71名(17.8%)
11年 339−264=75名(22.1%)
12年 456−304=152名(33.3%)


前々回のコラムでは、例年並みの抜けならば3.5倍程度と予想していましたが、高倍率のためか想像以上に抜けましたね。
昨年の2倍も抜ければ倍率も下がります。
(抜け率33.3%ですから、前期不合格者の3分の1もの生徒が県千葉の受験をやめたことになります)


しかし、それでも3倍近い倍率です。
熾烈な競争になることは間違いないでしょう。


・県船橋 (112名)

志願者数 272名(247名)  志願倍率 2.43倍(2.17倍)


09年 412−337=75名(18.2%)
10年 381−315=66名(17.3%)
11年 327−238=89名(27.2%)
12年 381−272=109名(28.6%)


船橋も県千葉と同様、高倍率を避けた受験生が多かったようで、100名を超える抜けが出ています。
2.43倍という倍率は、高倍率の常連である県船橋では例年並みだといってよいでしょう。
(もちろん、公立高校で「5人に2人しか合格できない倍率」は非常識だと思いますが)


東葛(145名)

志願者数 280名(372名)  志願倍率 1.93倍(2.86倍)


09年 331−310=21名(6.3%)
10年 353−355=+2名(+0.6%)
11年 445−357=88名(19.8%)
12年 330−280=50名(15.2%)


高倍率だった昨年ほどは抜けませんでしたが、私が予想したよりは多めの抜けが出ています。
2倍を超えない倍率が「東葛飾らしさ」でしょう。
(昨年が異常だったということです)


・千葉東 (145名)

志願者数 286名(209名)  志願倍率 1.97倍(1.62倍)


09年 351−283=68名(19.4%)
10年 439−340=99名(22.6%)
11年 321−218=103名(32.1%)
12年 377−286=91名(24.1%)


昨年は100名を超える抜けが出た千葉東ですが、今年はやや減りました。
それでも、前期不合格者の4分の1が抜けています。
1番手校全体の今年の傾向として「前期は強気で」「後期は確実に」という流れがあるのかもしれません。


・佐倉 (129名)
志願者数 222名(250名)  志願倍率 1.72倍(1.95倍)


09年 355−314=41名(11.5%)
10年 335−307=28名(8.4%)
11年 262−246=16名(6.1%)
12年 259−222=37名(14.3%)


14.3%は、佐倉にしては抜けたほうでしょう。
1.72倍という倍率は、佐倉人気に「本格的なかげり」が見えてきた証拠だと考えてよいのでしょうか。


・薬園台 (112名)
志願者数 231名(225名)  志願倍率 2.06倍(2.01倍)


09年 309−269=40名(12.9%)
10年 298−253=45名(15.1%)
11年 290−225=65名(22.4%)
12年 289−231=58名(20.1%)


前々回のコラムでは、「例年並みの15%程度の抜けなら2.2倍程度」「昨年並みの20%程度なら2倍程度」と書きましたが、昨年に近かったですね。
船橋で抜けが大きかったのに、薬園台も抜けが大きいということは、地域全体で前期と後期で大きく動いているということでしょうか。


・市千葉 (112名)
志願者数 217名(229名)  志願倍率 1.94倍(2.04倍)


09年 315−253=62名(19.7%)
10年 398−302=96名(24.1%)
11年 263−216=47名(17.9%)
12年 271−217=54名(19.9%)


市千葉はほぼ予想どおりの抜けと倍率になりました。


・県柏 (112名)
志願者数 195名(130名)  志願倍率 1.74倍(1.16倍)


09年 222−185=37名(16.7%)
10年 283−236=47名(16.6%)
11年 154−148=6名(3.9%)
12年 225−195=30名(13.3%)


県柏もほぼ予想どおりになっています。


上位校全体の傾向としては、昨年は入試制度が変わったということもあり、例年とはやや違った受験生の流れがあったのに対して、今年は例年どおりのパターンに戻った感じがします。
高倍率の常連校は高倍率に、比較的落ち着いた学校は落ち着いた倍率になっています。


一部、例年と違うのは、県千葉の定員減の影響がはっきり倍率に出てきたこと。
そして、佐倉の人気にかげりが見えてきたことです。
もちろんこれらも、来年以降も見ていかなければ、どうなっていくかはわかりませんが。


27日(月)28日(火)には志願変更があります。
昨年は、上位校では大きく動く学校はありませんでしたが、今年は違う動きがあるかもしれません。
この週末に悩む人もいるでしょう。
ただ、悩んでいては勉強が進みませんから、決めるなら早く決めてさっさと勉強に打ち込みましょう。


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