さくら進学クリニック 『進学コラム』

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「246.改革推進プランを読み解く(東葛飾高校その2)」

こんにちは、さくらです。
今回は東葛飾高校に併設される「県立中学校」について考えていきます。


県立の中高一貫校は千葉中に続いて2校目となるわけですが、以前の県立高校再編計画で「設置地域・数については、県内のバランスを考慮しながら2校程度とする」としていましたから設置自体は想定されたものでした。
公立中学校という性格上、遠距離の通学は好ましくないので、設置は近距離からもそれなりの志願者数を見込める都市部に限られるでしょう。
そうすると、次に設置するなら「千葉中がある第1学区から離れている第3学区に」というのは自然なことですから、2番目の一貫校が東葛飾であることは順当だといえます。


東葛飾中ができることによって、常磐線沿線の「中学受験需要」が喚起されるのは間違いないでしょう。
ただし、公立一貫校の入試が特殊なものであることが周知されてきていること。
稲毛や県千葉のように経済的負担の小さい併願校(具体的には千葉大付属中)が存在しないこと。
私立中受験も含めて準備するにしても、県内上位校(市川、東邦、秀英)とは距離があること。
などの要件を考えると、この地域では大幅な中学受験生の増加はないのかもしれません。


高校受験では、中学開校の3年後には2クラス定員減になりますから、入学者の底上げにはなるでしょう。(これは県千葉と同じです)
その際、流れ先は県柏か小金になるでしょうから、手薄だった第3学区の2番手校も底上げされるかもしれません。
(これをきっかけに、小金の復権が本格化するかも・・・)


もっとも、その前に「医歯薬コース」の影響が何らかの形で出ているはずで、それに比べれば「東葛飾中開設」の高校受験への影響は軽いと思われます。


ところで、今回の「医歯薬コース導入」「中高一貫校化」を、当の東葛飾高校ではどうとらえているのでしょう。
東葛飾高校は「自主自律」の気風を持ち、上からの指示にはなじみにくい学校というイメージです。
「県主導の改革」を職員や生徒が、どの程度受け入れていけるのか気になるところです。


また、受け入れていった結果、東葛飾の「独自性」が失われてしまうのではないかと懸念してしまいます。
東葛飾高校が、県の政策のために「普通の県立高校」になってしまうようだと、受験生にとっては「学校選択の幅」が狭まってしまうことにもなりかねません。
ここは、東葛飾高校の先生方や生徒たちに「伝統を死守すべく」頑張ってもらいたいものです。


次回は佐倉高校「理数科」について考えます。


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