前回のコラムでは、各校ホームページに掲載されている「入学者選抜の選抜・評価方法」を、主な上位校についてざっと見てみました。
今回は、前回取り上げた学校以外で特徴の見られた学校を追加しておきます。
県千葉・県船橋以外で「内申軽視型」の学校は、私が見た限りでは長生高校だけでした。
長生(茂原市)
調査書中の国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術・家庭及び外国語の評定の全学年の計の合計値に、算式1を用いて算出した数値に0.6を乗じた数値で評価する。
0.6倍というのが微妙な数値ですが(県船橋みたいに0.5倍ではダメだったのでしょうか)、さすがは郡部の名門というところです。
ただし、「特別活動の記録等を20点満点で評価する」ので、これを加えるとそれなりの内申点になりますが。
これとは逆に「内申重視型」なのが船橋東です。
船橋東
学力検査の得点、必修教科の評定の全学年の計を基に算式1で求めた値を2倍した得点及び特別活動や部活動に関するA評価の得点の総合計点により順位を付け、以下の「審議の対象とする者」について、慎重に審議しながら、入学許可候補者を内定する。
船橋東といえば、船橋市周辺では県船橋、薬園台に次ぐ「公立3番手校」の代表です。
「内申重視型」の入試をする学校は、「生活指導に苦慮している学校」が普通なのですが、船橋東ほどのレベルでも苦労する部分があるのでしょうか。
それとも、「真面目型」の生徒が欲しいということでしょうか。
団地の中にある学校なので、周囲の目を気にするということはあるのかもしれませんが、これはこれで「冒険」したといえます。
特徴の見られた学校を追加するといっても、上記2校だけです。
結局、「ただ足すだけ型」の学校がほとんどなので、県千葉・県船橋など一部の学校をのぞけば、昨年までの一般入試と同じような選抜方法だということです。
「制度変更」という言葉に惑わされることなく、受験勉強を頑張りましょう。
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