一昨日で特色化選抜の願書が締め切られ、今日の新聞には倍率が掲載されました。(なぜ、昨日発表でなかったのでしょう。)
1日に発表があった、成田の結果と共にまとめてみます。
・成田 (定員110名)
受験者830名 合格者544名 倍率1.53倍 (昨年は1.34倍)
昨年は合格者を大幅に増やし(600名)、近年にない低倍率だった成田ですが、今年も昨年ほどではないものの合格者は多めでした。
一昨年の合格者が483名(2.07倍)だったことを思うと、ここ2年間の緩和ぶりは驚きです。
佐倉志望の受験生は、前期・日大習志野、後期・成田のパターンで併願していれば、いずれかの次善校が確保できた可能性が高かったでしょう。
そして、公立高校特色化選抜の志願状況です。
上位校では
県千葉 568名 (昨年は621名) 3.55倍 (昨年の志願倍率は3.88倍)
県船橋 527名 (555名) 3.76倍 (3.96倍)
東葛飾 540名 (494名) 3.00倍 (3.09倍)
千葉東 610名 (520名) 3.81倍 (3.25倍)
佐倉 502名 (522名) 3.14倍 (3.26倍)
薬園台 444名 (460名) 3.17倍 (3.29倍)
県柏 431名 (367名) 3.08倍 (2.62倍)
1番手校では、1クラス定員増の東葛飾が46名増にとどまり、県千葉が53名減、県船橋(普)が28名減と、私立上位校の合格者が増えたわりには、動きは弱くなっています。
県千葉は、国立大付属の発表が軒並み確約書提出期限に間に合わないため、国立志望者層が抜けているのかもしれません。(コメントもいただきましたが)
注目されるのは、千葉東が「90名の大幅増!」になっています。
チャレンジで昭和秀英に合格できたものの、県千葉・県船橋まではちょっと無理かなという層が、千葉東に集中したのかもしれません。
2番手校では、佐倉・薬園台に大きな動きはありませんが、市立千葉(普)が志願者増だった昨年からさらに80名増になり、普通科最高倍率(3.86倍)になっています。(新校舎効果は今年も健在ということでしょうか)
また、昨年、低倍率だった県柏が64名増になっています。(これは、揺り戻しでしょう)
東葛飾以外の定員増になっている学校では、小金(1クラス増)が129名の大幅増、国府台(1クラス増)が47名増、成田国際(普)(1クラス増)が29名増、幕張総合(普)(3クラス増)が112名増、いずれも志願者増にはなっていますが、その度合いはまちまちになっています。(小金は復権の兆しでしょうか)
倍率トップは、昨年に続き、県船橋・理数(4.30倍)でした。
市千葉・理数も、今年も高倍率(3.90倍)なので、理数人気は本物と考えてよいのでしょうか。
特色化選抜まであと2日ですが、受験生の皆さんは倍率など気にせずに、自分の持てる力を出し切ってきてください。
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