発表から3日ほどが過ぎ、受験生、ご家族とも、気持ちが落ち着いてきた頃かと思います。
合格を手にされた方、おめでとうございます。
残念ながら、合格されなかった方は、本意でない学校に進学することになると思います。
しかし、大切なことは「どこの高校に入るか」よりも、「進学した高校で何をするか」です。
志望していた学校で出来たはずのことが、進学する学校で出来ないはずはありません。
胸を張って入学して、次の目標に向けて頑張ってください。
また、一般入試までの長く厳しい戦いを経験された人は、私立単願で1月半ばに入試を終えた人の、何倍も何十倍も貴重な経験をしたと思います。
これからの長い人生、成功ばかりが待っているわけではありません。
むしろ、先の見えない時代ですから、壁にぶつかり悩むことの方が多いかもしれません。
社会に出てからの問題に、模範解答はありません。
正解かどうかわからなくとも、自分なりの答えを見つけ出していかなくてはならないのです。
そんなとき、人生最初の関門であった高校受験での苦しい経験が、あなたの人生選択にヒントを与えてくれることと思います。
合格された方も、不合格だった方も、高校受験の締めくくりに、ぜひ得点開示に行ってみてください。
自分が何点で合格または不合格だったのか知っておくことは、高校でのモチベーションにもつながるでしょう。
県教委発表の「調査書並びに学校独自問題による検査及び学力検査の結果の口頭開示」の一部を載せておきます。
1 開示場所
受検した高等学校
2 開示方法
・ 調査書
閲覧及び写しの交付(複写機による。1枚10円)
・ 学校独自問題による検査の総合得点、及び教科別得点並びに学力検査の総合得点、及び教科別得点閲覧
3 開示期間
各入学者選抜の入学許可候補者発表日の翌日から1か月間(土曜日,日曜日及び国民の祝日に関する法律に規定する休日は除く。)
・ 調査書
「特色化選抜」及び「学力検査等による入学者選抜」
平成21年3月6日(金)から4月6日(月)まで
・ 学校独自問題による検査の総合得点及び教科別得点並びに学力検査の総合得点及び教科別得点
「特色ある入学者選抜」及び「海外帰国子女の特別入学者選抜」並びに「学力検査等による入学者選抜」
平成21年3月6日(金)から4月6日(月)まで
4 開示時間
・ 全日制の課程及び通信制の課程
午前9時から午後4時30分まで
5 開示請求の方法及び実施
・ 請求者が「口頭開示処理表」に必要事項を記入する。
また、請求者が調査書の写しを請求する場合は、「写し等の交付申請書」に必要事項を記入し、提出する。
・ 高等学校の校長は、受検票等により、請求者が受検した本人であることを確認した後、開示を行う。
受験生本人が行く場合は、受験票に加えて、中学校の生徒手帳を持っていくと安心でしょう。
また、保護者の場合は、「保護者であることを証明するもの」が必要になります。(具体的には高校に問い合わせてみて下さい)
説明会のついでに開示してもよいのですが、考えることは皆同じなので、かなり待たされることを覚悟した方がよいかもしれません。
時間のあるとき(卒業式が終われば本人は暇でしょうから)に、本人に行ってもらうのがよいと思います。
最後に、元受験生の皆さんは、卒業式が終わったら、少しずつ勉強を始めましょう。
教科書を手に入れたなら、パラパラと始めてみて下さい。
英・数だけでも、1・2か月分くらい予習しておくと安心です。
まだ、教科書を手にしてないなら、定番ですが「チャート式」などを、かじってみるのもよいでしょう。
左サイドバーに、「おすすめ書籍」のリンクもありますから、参考にしてみてください。(私は理系なので数学・理科ばかりですが)
上位校の授業レベルは高く、予習は必須です。
スタートダッシュに乗り遅れないよう、しっかり準備して入学式を迎えてください。
今回で、2009年版の更新は終了です。
読んでくださった方々、ありがとうございました。
また、近いうちに、「さくら進学クリニック 2010」として、再スタートしたいと思います。
春休み中に、高校の数学をかじっておきましょう。
数学に自信のある上位校進学者なら、赤チャートがお薦めです。
数学に自信がないなら、とりあえず黄チャートかな。