昨日は渋谷幕張・芝浦工大柏の、今日は日大習志野の発表があり、私立高前期選抜は終了しました。
同校ホームページでの発表された番号を数えると、学力入試の合格者は、
特別特待14名(昨年は12名)、特待51名(50名)、そして一般が103名でした。
昨年までは特待生試験だけだった渋谷幕張ですが、一般入試になったことで、どの程度の合格者を出すのか注目していました。
昨年の後期合格者が138名(繰り上げ合格者含まず)でしたから、今年の前期で103名は、かなり多く出したなという印象です。
学力入試の志願者は478名ですから、倍率は2.85倍!です。
渋谷幕張で2倍台の倍率など近年見たことがありません。受験生のレベル全体が高いとはいえ、数年来無いほどの楽な入試になったようです。
前回のコラムでは、「明日発表の渋谷幕張も、楽になっているとは思えませんし。」なんて書いてしまって、恥ずかしい限りです。(ただし、あくまでも「渋谷幕張にしては楽だ」ということで、これでも3人に2人弱は不合格なのです。)
やはり、制度が変わった年はチャンスということですね。
後期も楽な入試になってくれればありがたいのですが、もしも昨年と同程度の合格者を出すのなら、後期に残された合格者枠は「30〜40名しかない」ということになります。
もちろんフタを開けてみなければわかりませんが、前期と同じようになるとは思わずに、気を引き締めてかかったほうがよいと思います。
・芝浦工大柏
合格者349名(受験467名)1.34倍(昨年は1.50倍)
芝浦工大柏は年々倍率が下がってきています。今年は上位7校中、最低の倍率になりました。もちろん誰でも受かるわけではありませんが、ある程度の力があれば、合格をもらいやすい「読める」学校だといえます。
同じ沿線の専大松戸が厳しい入試になっているのとは対照的です。
倍率低下が入学者のレベル低下につながっているようだと、学校側も来年あたりは何かやってくるかもしれません。
A入試(第一志望)合格178名(受験190名)1.07倍(昨年は1.05倍)
B入試(一般)合格1106名(受験1692名)1.53倍(1.65倍)
A入試は、今年も「ほとんど合格」です。この状況はずっと続くのでしょうか。
B入試は、志願者が減ったぶん倍率も少し下がっています。このくらいの倍率が「公立の併願校」としては、ありがたいです。
今年も、2番手校なら芝浦工大柏か日大習志野だったですね。
前期選抜は終わりましたが、1週間後には後期が始まり、並行して特色化選抜の願書提出があります。
前期の結果が思わしくなかった人は、「後期でリベンジ」を果たすべく、気合いを入れていきましょう。
チャンスはまだあります、あきらめてはいけません。体調管理に気をつけて、「第一志望に合格する」そのときまで頑張ってください。