今日で前期選抜の入試はほぼ終了しました。受験生の皆さん、ひとまずお疲れ様でした。
同校ホームページによると、合格者数は、
第一志望15名(志願51名)倍率3.4倍
併願271名(志願563名)2.08倍(昨年は1.79倍)だったようです。
昨年の併願合格者数が272名だったので、合格者数はほぼ変わらず、志願者が80名ほど増えたぶん倍率が上昇した形です。
倍率の0.3ポイントアップは決して少なくない数字ですが(特に受験生の実感は大きな差があると思います。)、それでも、昨日発表の市川や後述する昭和秀英よりは、受かりやすかったと思われます。(あくまでも倍率を見る限りですが。)
やはり今年も、「上位校で頼りになるのは東邦」だったといえます。
後期も、昨年並みの合格者を出してくれることを期待しています。
こちらも、ホームページで発表になった合格者数を数えてみると、
合格者は199名(志願701名)、倍率は3.52倍(昨年後期は1.96倍)だったようです。
ただし、合格発表の段階でも、第一志望者が何人いるのかわからないので、併願だけでの倍率は不明です。
同じような制度をとっている東邦では、分けて公表しているので、秀英にも見習って欲しいものです。
一志・併願合計の倍率で見ても、2004年以来の高倍率です。併願の合格者だけに限ってみれば、さらに高い倍率であると考えられますから、相当に厳しい入試だったのだろうと思います。
あとは、後期にどれだけ取るのかが気になるところです。昨年は前・後期合計で355名の合格を出しているので、後期で150名程度の合格者を出すのなら、後期にも挑戦する価値があるでしょう。
ここまで最上位校では、市川、昭和秀英と厳しい入試が続いているだけに(明日発表の渋谷幕張も、楽になっているとは思えませんし。)、公立上位校志望者のモチベーション低下が心配です。
公立御三家志望で、私立1番手グループに合格をもらえなかった人は、気落ちする事なく(倍率から考えても、県内私立上位校は不合格になるほうが普通ですから。)、後期に再チャレンジしてください。
私立の結果が良くなかったからといって、公立の志望を下げようなんて全く考える必要はありません(受験前から私立が不合格なら、公立を下げると決めていた人は別です。)。
ここで下げた人から「脱落」なのですから。
・専修大学松戸
ここも、ホームページでの番号を数えました。合格者は、
E類330名
A類512名(うちE類からのスライド117名)
合計842名(志願2920名)倍率3.47倍(昨年は2.47倍)でした。
非常に厳しい入試になった一昨年(まだ併願推薦でしたが)が4.06倍だったので、そこまではいきませんが、受験生の感覚としては、それにかなり近い「厳しい」入試になったと思います。
昨年のE類合格者は592名だったので、E類での合格者をかなり(半減近く)絞ったことになります。(昨年のE類入学者が良い結果を出していないということでしょうか。)
しかし、専大松戸は募集定員を後期から30名移しているので、合格者減は納得いかない受験生も多いと思います。
後期は定員減の分、学校としては堂々と合格者を減らせます。あまり期待は出来ないかもしれません。