さくら進学クリニック 『進学コラム』

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進学コラム107「前期選抜志願状況」

県内私立高前期選抜を目前に控え、志願状況が出てきました。


まずは、募集方法・定員に変化のあった学校から。


・市川(前期 単願40名 スポーツ推薦10名 一般35名 後期35名)

 単願・スポ推・一般含め1094名(新聞より)(昨年は1095名)

市川は学校HPで志願状況を公表していないため、新聞発表の数字です。
単願などを全てくくった数字なので、このうち一般入試の志願者がどの程度いるのかわかりませんが、昨年とほとんど同じ応募があったということでしょう。
共学化で難化した一昨年より、昨年はさらに難化したことから、志願者は減るのではと思われましたが、定員増に期待した分と相殺された感じでしょうか。
定員が昨年の20名から35名に大幅増になっていますから、昨年・一昨年よりは入りやすくなると思われます。(2倍台の倍率になってくれることを期待します。)
それでも、男子校時代の入りやすさに戻ることはないでしょう。


渋谷教育学園幕張(前期 学力・帰国・特別活動の合計30名 後期20名)

 学力・帰国・特別活動含め528名(新聞より)(昨年は424名)

昨年までは特待生入試であった渋谷幕張は、一般入試になったことで100名ほどの志願増になりました。一般入試になったことで合格者数は増えるでしょうが、志願100名増で倍率は下がらないかもしれません。
試験科目も5科のままなので、自信のある生徒ばかりが出願していると思われます。今年も楽な入試にはならないでしょう。


昭和学院秀英(前期 第一志望・併願込み50名 後期30名)

 第一志望・併願含め701名(同校HPより)(昨年は第一志望推薦)

昨年、後期のみの一般入試で「想定外の入りやすさ」になってしまった昭和秀英は、前期も一般入試になり、昨年後期の626名を75名上回る700名越えとなりました。
定員は50名ですが、そのうち何名が第一志望(「入試相談あり」のため合格可能性は高い)に当てられるのか全くわからず、志願者701名の内訳も全く明かされていないので、第一志望者の数によっては、併願は相当の激戦になる可能性があると思います。
昨年の入りやすさを見て、安易に昭和秀英を選んだ受験生は痛い目に遭うかもしれません。


東邦大学付属東邦(前期 専願・併願込み40名 後期40名)

 専願51名 併願563名 合計614名(同校HPより)(昨年は専願58名 併願487名 合計545名)

東邦は、数年来続いていた志願者減に、ついに歯止めがかかったようです。

東邦の一般入試志願者は、
03年1057名
04年 942名
05年 851名
06年 698名
07年 545名
と、年々減ってきていました。

ライバル校の市川が高倍率になったのと対照的に、1倍台の倍率が受験生に「入りやすさ」を感じさせたのかもしれません。(このブログでもすすめましたし。)
それでも、60名ほどの増加では、2倍に届くかどうかといった倍率に落ち着くと思われます。やはり最上位グループで選ぶなら東邦が確実だったでしょう。
しかし、今年は昭和秀英と同日のため、自信のある層だけが東邦に集まっている可能性もあります。フタを開けるまで楽観は出来ないと思いましょう。


専修大学松戸(前期206名 後期50名)

 2920名(新聞より)(昨年は2668名)

後期から前期に定員を30名移動させた専大松戸は、250名ほどの志願者増になっています。
やはり、定員増は「入りやすさ」を感じさせるのかもしれません。


日大習志野(前期 第一志望130名 一般170名 後期70名)

 第一志望190名 一般1697名(同校HPより)(昨年は第一志望195名 一般1926名)

昨年、志願者を増やした日大習志野は、今年は230名ほど減らしています。
昨年後期の「非道ぶり」を、受験生に敬遠されたわけではないでしょうが、1600台は学校側としてはショックな数字かもしれません。
受験生にとっては、ありがたい学校になってくれそうです。


芝浦工業大学柏(前期70名 後期50名)

 前期477名(同校HPより)(昨年は550名)

ここは、動きの少ない学校なんですが、今年は73名減と減らしましたね。
昨年に続いて、ありがたい学校になりそうです。


国府台女子学院 普通科(前期 単願20名 併願30名 後期10名)

 234名(新聞より)(昨年は203名)

国府台女子は入試相談を復活させた効果が出ているようです。


前期選抜まであと3日、受験生諸君は、倍率に惑わされることなく、実力を発揮して来てください。

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