千葉県教育委員会のホームページに、「平成20年度千葉県公立高等学校入学者選抜実施要項について」が掲載されています。
これは、情報の宝庫なので、ぜひチェックしてみてください。
まず、実施要項(日程はもちろん、当日の時間割も載っています。)ですが、これはあまり面白くないかもしれません。
ここの目玉は、調査書の実物が見られることです。調査書には何が書いてあるのか不安だという人は、見ておくと良いでしょう。見るだけなら「学習成績一覧表」「志願理由書」などとともに「様式1〜24」に置いてあります。
「様式1」(Excel形式)をダウンロードすれば、自分で勝手に調査書を作ることもできます。(もちろん「お遊び」に過ぎませんが)
さらに、「別記1」には、調査書の記載方法まで載っています。これは中学校の先生向けの内容なので、見てはいけないものを見てしまった気になります。
「別記12」には、入試後の「得点開示」について載っています。調査書(コピー可)、一般入試の得点(こちらは口頭でのみ)に加え、昨年からは特色化の得点も教えてくれます。自分の得点に興味があれば、せっかく教えてくれるのですから聞いておくのもよいでしょう。
とはいえ、入試後ですから、まだ先の話です。そんな制度があることを知っておきましょう。
「別記13」には、「入学者選抜における選抜・評価方法及び学習成績一覧表(学習成績分布表)の公表」について載っています。(ともに、すでに7月1日から公表されています。)
「選抜・評価方法」は、千葉県文書館または教育事務所まで見に行かなくてはなりませんが、志望校の選抜方法の詳細(調査書の扱い、面接・作文の点数化の方法など。ただし、内容の詳しさは、学校ごとにまちまちです。)を知りたければ、見てみるのも悪くないでしょう。(学校や塾にも同じ資料が置いてある可能性もあるので、尋ねてみた方がよいかも。)
「学習成績一覧表」については、「進学コラム97 三者面談に臨む前に」でも書きましたが、自分の中学校における内申点のつけ方(「甘い」のか「辛い」のか)がわかります。
もちろん昨年のものですから目安にしかなりませんが、インターネットで見られますから見ておいて損はないでしょう。
その他、「付表2」には、「特色ある入学者選抜」と「学力検査等による入学者選抜」における、各校の検査の内容等が、「付表5」には、理数科などの傾斜配点の倍率が掲載されています。