後期選抜3日目の今日は、昭和秀英の発表がありました。
・昭和学院秀英(後期定員40名)
受験者610名(志願者は626名)で、合格者は311名(2.0倍)と、昭和秀英としては「異例なほど緩い」入試になりました。昭和秀英の一般入試で2倍というのは、ちょっと記憶にないほどです。
進学コラム68「私立高入試日程を検証する・後編」で、「昭和秀英は後期選抜の台風の目のひとつ」と書きましたが、やはり波乱はありました。
併願の募集は例年通り後期のみ、募集定員増(225→240名)、願書は前期の結果を見てから出せる17日から19日と、波乱が起きそうな条件が揃っていました。
ところが、蓋を開けてみると、一昨年・昨年の受験者数が707名・662名ですから、610名は若干(8%弱)減くらいの応募状況です。
ただ、合格者数が、一昨年・昨年225名・205名に対して、311名と5割も増加しているのです。
今年は前期・後期なので、市川・東邦(渋幕Aも)に前期で受かった生徒は出願してきません。後期も東邦は例年通り重複、市川は合格者がたったの32名、合格者が抜ける要因は例年より少ないはずです。(もっとも市川については、合否判定に情報が間に合っていないかもしれませんが。)
合格者を増やす要因は、定員増しかありません。15名の定員増が「10年に1度」と言ってよいほどの、受かりやすい結果を生んだのでしょう。
現中2生は、来年も同じだとは思わないように。
明日は、渋谷幕張、東邦、国府台女子、成田の発表が続々とあります。
特に、東邦は市川同様に絞ってくるのか、気になるところです。
また、国府台女子・普通科(定員10名)では、志願者が39名だけ(あれだけ私が薦めたのに・・・)だったようで、どのくらいの合格者を出すのか興味深いところです。
ちなみに昨年の一般入試では、定員15名で受験90名、合格46名でした。
ただ、国府台女子、成田はホームページでの発表がないので、詳細は明後日以降になると思います。
忘れていましたが、今日から公立高校特色化選抜の願書受付が始まっています。
願書提出を終えた受験生諸君、何度も言いますが、「特色化は下見です!」、ここで終わりたいと思わないように。