さくら進学クリニック 『進学コラム』

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進学コラム64「前期・後期選抜で私立高入試はどうなるのか」

先週末、日大習志野高校のホームページに入試要項が掲載されました。

・前期 1月17日
  A入試(第一志望)130名 
  B入試(一般入試)170名 

・後期 1月29日
  一般入試 70名 

前期A入試には、出願基準(5科「21」かつ、9科「37」以上。)があり、「中学校長が本校第一志望であると確約する生徒」ということなので、昨年までの「推薦入試」と同じと考えて良いでしょう。
前期B入試は、「併願推薦」にあたるものでしょう。日習は競合する芝浦工大柏・専大松戸が併願推薦で早くから生徒を確保する中で、「推薦は専願だけ」「併願は一般で」という姿勢を崩さず、結果的にはレベル低下が続いていただけに、ついに動いてきましたね。
しかも、前期B170名に対し、後期70名と、「早期に生徒を確保したい」という姿勢を鮮明に打ち出してきました。
昨年まで推薦入試初日に行ってきた入試を2日目に動かしたのも、他校との日程重複をできるだけ避け、「前期に(一般入試を)やるからには、生徒を集めなければ。」ということなんだと思います。
受験生にとっては、倍率が低めな(2倍に満たない)日習は、合格が読みやすい、ありがたい存在であっただけに、この変更でどう変わるのか(変わらないのか)心配されるところです。


さて、中学校では、そろそろ定期考査が行われている頃だと思います。
定期考査が終われば、いよいよ1学期の三者面談です。
そこで、ここまでで判明している、私立高入試の日程等をまとめてみました。少しでも三者面談の参考になってくれれば幸いです。

・前期入試
 1月16日 昭和秀英・成田・千葉英和・麗澤(1回)
 1月17日 日大習志野国府台女子・日出学園・麗澤(2回)
 1月18日 八千代松陰

・後期入試
 1月27日 
 1月28日 昭和秀英国府台女子
 1月29日 日大習志野・成田・千葉英和・八千代松陰
 1月30日 麗澤

後期入試は、千葉明徳が1月27日と発表しています(同校ホームページで)ので、1月27日から30日で確定でしょう。


未発表の学校で、日程を変える可能性がありそうな学校を挙げてみると。
専大松戸が、前期入試になっても2日間やるのかどうか。(麗澤が真似するくらいですから、私はやると思いますが。)
芝浦工大柏が、昨年は推薦・一般とも最終日だったので、今年は少し前に動かす可能性があるかもしれません。
専大松戸芝浦工大柏の両校は、昨年の段階で、すでに推薦入試と一般入試の定員が半々でしたから、日大習志野と同様に、前期に定員の多くを配分してくる可能性が高いでしょう。
芝浦工大柏・専大松戸日大習志野国府台女子といった、「入試相談のない」私立2番手校は「一般入試(併願)でも前期重視」という方向に進むのかもしれません。(すでに明らかにしているのは、日習と国女のみですが。)
そうなると、地理的にも完全に競合する両校は、前期の試験日が重ならないようにしてくるのではないかと思います。(とすると、やはり1・2日目専松、3日目芝柏になるしかないのかな。)


最上位3校の日程は変わらないでしょうから、私の予想も含めて上位校の日程表を勝手に完成させてみると、

・前期入試
 1月16日 渋谷幕張東邦市川専大松戸・麗澤・千葉英和
       (専願のみ)市川昭和秀英・成田
 1月17日 東邦専大松戸日大習志野国府台女子・日出学園・麗澤
 1月18日 芝浦工大柏・八千代松陰

・後期入試
 1月27日 市川・専大松戸
 1月28日 東邦・昭和秀英国府台女子
 1月29日 渋谷幕張日大習志野・成田・千葉英和・八千代松陰
 1月30日 芝浦工大柏・麗澤

といった感じになりそうです。(私の予想がたくさん入っていますので注意して下さい!)

青字は学校が発表した正しい日程です。(予想が外れた部分だけ修正しました。)

ただ、渋谷幕張は、以前から「一般入試をやりたくなさそう」な発言をしていましたから、もしかしたら前期に「TAG入試」をやるだけ、という可能性もあるかもしれません。


入試のあり方は、「私立1番手校グループ(渋幕・東邦・市川・秀英)」は、昨年までと変化なしだと思われます。(唯一ありそうなのは、さきほどの渋幕ぐらいでしょう。)
公立御三家との併願の仕方なども、変わらないと考えて良いでしょう。

そして、「私立2番手校グループ(芝柏・専松・日習・国女)」は、上に書いたように、前期の定員が多い「併願も前期重視」になりそうです。
このグループは、できるだけ前期で受験しておいたほうが合格の可能性が高いでしょう。後期は「二次募集」くらいに考えておいた方がよいと思われます。

「入試相談ありの学校」では、ますます前期中心の入試になると思われますが、今のところ判明している学校では、後期も行われるわけですから、昨年までと同様、「前期・後期のうち受験生の都合の良い方で受験できる。」(前期・後期とも入試相談の基準は同じ)可能性が高いでしょう。
ただ、高校側は中学校側に「前期で受けること」を強く勧めているでしょうから、三者面談でも、こちらが何も言わなければ、先生は前期で受けるものと勝手に解釈するでしょう。
もし、「延納金の二重取り」をされるのが嫌ならば、こちらから「後期で受けたい」ことを強く主張しておく必要があるでしょう。

全体的には、「前期・後期選抜」になっても、昨年までとあまり変わらないようですが、中には日出学園のような学校もありますから、自分の興味のある学校については、しっかりアンテナを立てておきましょう。

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