今日、１月２５日から、県内私立高校の一般入試が始まりました。
例年と同じで、県内、全私立高校の半数以上が、初日である今日に入試を行っています。
ただ、入試相談のある高校の入試は、推薦入試にシフトしているため、大半の学校では、一般入試は、「二次募集的な色彩が強くなっている」、と言ってよいでしょう。
そういう意味では、一般入試の中心は、入試相談のない「上位校」になるでしょう。
今日は、上位校では、市川、専修大松戸が入試を実施しています。
実質倍率などは、発表までわからないので、新聞やホームページからわかる、応募状況などで、入試の状況を考えてみましょう。
まず、今日、入試があった市川ですが、共学化効果でしょうか、応募者は、昨年の１４９４名から１９３８名と、大幅アップ！！募集定員は減っていますから、推薦に続いて、一般入試でも厳しい状況になりそうです。
昨年は１．９倍と、県内上位校では、貴重な２倍未満の（不合格者より、合格者のほうが多い。）学校だっただけに、今年もできれば、とは思いますが、きっと無理でしょうね。（昨年並みの合格者数なら、２．５倍以上になりそうです。）
明日、入試のある東邦は、７８６名から６９８名と、やや減少。（ちなみに東邦は、ここ５年くらい、一貫して応募者が減少しています。）ただ、推薦の定員を２０名増やしたぶん、一般の募集定員が２０名減っていますから、むしろ倍率はアップしているかもしれません。
昭和秀英は、７２３名から６７０名と、推薦に続き、一般も減少。（倍率が高いことから、難易度が高くなりすぎたことで、敬遠されているのかも。）昨年の倍率が３．１倍でしたから、今年は３年ぶりに、３倍を切るかもしれません。
３日目では、渋谷幕張が５５４名から６０９名と、１割ほどアップ。やはり東大効果でしょうか。
渋幕は、Ａ推薦では女子の合格者が、わずか６名！（受験者は１３５名ですから、実に２２．５倍！！）
男女別に選抜しているわけではなさそうなので、たまたま男子に優秀な受験生が多かった、ということなんでしょうが、女子の受験生には納得いかないでしょうね。
やはり、今年も渋幕の入試は、殺人的な厳しさになりそうです。
日大習志野は、１７６６名から１７９９名と、ほぼ昨年と同数です。倍率も昨年並みの、１．５倍程度になるんじゃないでしょうか。推薦入試では、受験者１９３名中、１８４名合格と、２年続けて、ほぼ全員が合格しています。市川の倍率が、２倍を超えそうな今年には、日大習志野は、上位高に、ただひとつ残った、オアシスのような存在です。
４日目では、芝浦工大柏が、５５７名から６１９名と、１割ほどアップですが、前日には、市川・秀英の合格発表があり、どの程度の抜けが出るのかが気になります。もしかしたら、２倍を切るようなことがあるかもしれません。
推薦入試では、専大松戸に生徒を奪われた昨年と、あまり変わらなかったので、一般入試でも、芳しくない結果に終わると、来年は、また動かざるを得なくなるかもしれません。（ちなみに中学入試では、かなり倍率がアップして、レベルも上がったはずです。中高ともに、といかないところが、学校経営の難しいところなんでしょう。）
上位校の受験生は、実力勝負ですが、「一発勝負」ですから、実力以上の力を出すことも可能です。試験中の集中力を切らさないよう、モチベーションを上げていきましょう。
２７日には、発表が始まります。発表を見て、また語りましょう。
