さくら進学クリニック 『進学コラム』

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No.42 「責任の所在。」

今回は、受験とは直接関係ない話題です。
新聞の投書欄に「校外の犯罪は学校の責任か」というような投書がありました。投書の要点は、児童・生徒が学校の外で起こした事件について、学校が謝罪するのはおかしいのではないか。未成年の行動は、本来、保護者が責任を持つべきではないか。というようなものですが、個人的には、全くその通りだと思います。
日本のマスコミには、学校・警察・役所など公的機関に対して、過剰な責任追求をする習慣があり、「国民に代わって、お上の悪を裁く。」とばかり、庶民の味方であることを演出することで、支持を得ようとするような傾向があります。
しかし、学校の外で起きた事件について、学校の責任を問うというのは、あまりに筋違いでしょう。学校の先生が、放課後も24時間、生徒を監視しているわけではないのですから。もちろん、事件を起こすに至ったことが、教育現場の責任であると言う人もいるでしょう。しかし、現状の学校教育では「学校は勉強をする場所」であり、それでなくても、ゆとり教育で教科教育の時間が十分確保できず、「学力低下」なんて言われているなかで、生活指導の成果を期待するほうが無茶というものです。
もうそろそろ、児童・生徒の行動の責任を、学校に押し付けるのは、やめにしましょう。学校とは、そんなにすばらしい機関ではありません。所詮は、勉強を教えるだけの場所にすぎず、塾や予備校と大きな違いはないのです。勉強やスポーツを教わるだけで、人格も磨けるなんて、そんなことは夢物語に過ぎません。
学校も、何もかも抱え込むのではなく、できないことは「できない。」と声を上げるべきでしょう。しかし、学校が単独の組織ではなく、国や自治体に属する組織である限り、現場から、責任を放棄するような発言はできないでしょう。文部科学省が学校教育の限界を悟り、「できない。」と言うべきだと思います。それを、わかっていながら認めない、認めたくない文科省なら、日本という国は、まだまだ荒れるでしょう。
未成年の行動は、保護者が責任を持つべきなのです。生徒が校外で事件を起こしたなら、まっ先に謝罪すべきは、その保護者でしょう。その保護者の「育て方」が問題にされるべきでしょう。そんな、当たり前の責任の所在を、もっと国民は、きちっと認識しておく必要があると思います。

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