No.34「2006年私立高入試の日程。」を書いた後、ホームページに入試要項を掲載し始める高校が結構出てきました。比較的上位の学校で確認したものでは、東邦大東邦・昭和秀英・国府台女子(いずれも昨年は入試2日目)が1月26日、日大習志野(昨年は3日目)が1月27日、千葉日大一(昨年は5日目)が1月28日のようです。千葉英和と同じ、1月25日の学校は見つかりませんでしたが、私立高一般入試は1月25日からというのは間違いないようです。
ところで、東邦の推薦入試の定員が10名から30名に増員され、選抜方法も英数+面接+作文だったのが、英数国理の4科(一般入試と同じ)+面接と、作文がなくなりました。(個人的には、あの難解な作文は、東邦らしくて良かったんじゃないかと思っていたので少し残念ですが、実際にあれで差をつけるのは難しかったのでしょうね。)
東邦は県内私立高校の中で、推薦入試の導入がもっとも遅かった学校だったのですが、3回の実施をへて増員ということは、良い生徒が確保できているのでしょうか。それとも、来年度、県内私立高校で最大の話題は「市川高校の共学化」ですから、市川に取られる前に、優秀な生徒を確保したいという思惑もあるのかもしれません。
まあ、県内最上位グループの東邦や市川でも、動き出さなければならないほど、現在は私立高校には逆風が吹いているということなんでしょう。また、今年、渋谷幕張が東大に38名の合格者を出し、千葉高を抜き去ったことで、「大学受験には私学が有利」という波(が本当にあるのかわかりませんが)に乗って行きたいということもあるかもしれません。
公立高校が、特色化などと受験生に負担を強いる入試をしている間にも、私立高校は生き残りに必死です。ここで優秀な生徒を集めて、実績さえ出してしまえば、公立王国と言われた千葉県でも、私学の存在をもっと明確にアピールできるでしょう。そういう意味では「私学頑張れ!」と言いたいです。