さくら進学クリニック 『進学コラム』

千葉県北西部の公立上位高校志望の受験生に受験情報に関するアドバイスをお送りするブログです

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No.35 「三者面談がやって来る。」

6月も下旬に入り、中学校では1学期の三者面談の時期が近づいてきました。
初めての三者面談を迎えるにあたって、いくつか参考になりそうなことをあげてみましょう。
中学校での業者テストが廃止になって、もうずいぶんたちます。業者テストがなくなったことで、中学校には通知表(学校の評定)以外の、生徒の実力を測る基準がなくなってしまいましたから、進路指導はずいぶんやりにくくなり、結果、学校主導の進路指導から、生徒本人主導の進路指導へと、指導方針の転換を余儀なくされました。
そのため、1学期の三者面談は「生徒本人の志望を、三者で確認する。」ことが中心になり、先生も、「ここなら、まあ大丈夫でしょう。」とか「じゃあ、これから大分頑張らなくちゃね。」とか、といった具体性に欠くアドバイスしかしないようになっているようです。
そんな状況ですから、生徒・保護者の側も、あまり気負って臨む必要はなく、軽い気持ちで、先生に相談するくらいの心構えでよいでしょう。そういう意味では、1学期の三者面談は「形骸化してきている」とも言えるでしょう。もっとも、最近は、親子の会話が少なくなってきている家庭も多いので、三者で志望の確認をしておくことに、意味がある場合も多いのかもしれません。
三者面談では、生徒本人の希望が、何より大切になりますから、自分の志望する学校を、しっかり絞り込んでおくことが必要です。また、成績が足りていないからといって、本当の志望校を伏せたまま、それよりも入りやすい学校を挙げてしまうことは、絶対にしてはいけません。先生はクラス全員が、一人も脱落することなく、どこかの高校に入学できることを目標にしていますから、三者面談で、合格しやすい学校を挙げると、「これで一人片付いた」と、すっかりその気になってしまいます。
後になってから、レベルの高い(合格可能性が低くなる)学校に、志望を変えたいと言っても、先生は、そう簡単に「はい、そうですか。」とは、言ってくれません。先生にとって、その生徒は「もう片付いた」と思っていた生徒ですから、それが、「受かるかどうか、やってみないとわからない」生徒になることは、先生にとっては受け入れ難いでしょう。
したがって、三者面談では、弱気は禁物です。先生に何を言われても、自分の意志を曲げないこと。1学期のこの時期は、入試まで、まだ十分に力をつけられるだけの時間があるのですから、「頑張ります」と言っておけば良いのです。(もちろん、志望が現状の実力より高い場合は、それ相応の努力が必要になりますから、それができないと、ただの、言うことだけはデカイことを言う「ホラ吹き」になってしまいます。)
あと1ヶ月足らずで夏休みもやってきます。夏は受験の天王山!ここで、高い志望を持って臨めば、決して楽しいものではない勉強にも、力が入るでしょう。そういう意味でも、三者面談で安易な妥協はしないようにしましょう。

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