今回は軽めのはなしをひとつ。
公立高校再編計画の中で、野田高校と野田北高校の統合について興味があります。
野田高は女子校で、多くの他の県立女子校と同様、伝統校(大正14年創立)ではあるけれども、人気・レベルともに落ちてきているのが現状です。女子校共学化の中で、近隣に公立高校が多いことから「統合」ということになったと思われます。
統合相手の野田北高(昭和52年創立)は中堅の共学校で、統合後の校舎はこちらを使用することになっています。野田高の校舎を使用するとなれば、男子トイレを作ったりという手間がかかりますから、野田北高の校舎を使用するのは当然でしょう。
結果的には事実上、野田高が廃止されるということになるのでしょう。
ただ、私が気になるのは、関宿町と合併する前の野田市内には、野田高と野田北高の2校しかなく、統合後には「野田」と名のつく高校は、この1校だけになることが予想されるわけで、その際「野田北」の名前が残る可能性はどうなんだろうということです。
先に「野田高」があったから「野田北高」になったのでしょうから、「野田高」なき後に「野田北高」というのは違和感があるでしょう。また、野田北高より、野田高のほうがずっと長い伝統を有しているので、地元の意見などを聞けば、「野田高の名前を残して欲しい」ということになる可能性が高いでしょう。
もし統合後の学校名が「野田高校」になれば、野田北高校の生徒や卒業生にとっては「野田高に学校を乗っ取られた」ような感じがするでしょう。校舎も校地もそのままなのに名前は別の学校になり、同窓会に出ると、いい年のおばさんたちが幅を利かせている、(失礼!)これは、騙されたと思いますよね。(笑)
実際にどの程度まで話が進んでいるのかは知らないのですが、部外者にとっては興味のわく統合なのです。