こんにちは、さくらです。
ついこの前3年生になったと思ったらもうGW、6月からは模擬試験が始まります。
今回は会場模試についてお話ししましょう。
大手進学塾に通っている人は、塾内の試験で実力を客観的に知ることができます。
しかし、自分で受験勉強を進めている人には、実力を知る機会がほとんどありません。
学校で実施する実力試験は先生のための資料で、生徒が活用できるほどのデータ提供はないのが普通です。
模試を受けなければ、中学校の成績だけで実力を判断することになるでしょう。
学校の成績は範囲テストと授業への参加度で決まるので、それを入試の実力だと考えることはできません。
中学校の成績だけで志望校を決めることはとても危険なことです。
(オール5だったらみんな千葉高に入れるなら、受験勉強の苦労などありませんね)
自分で受験勉強を進めている人は、定期的に模試を受けて実力を把握していきましょう。
月に1回ずつ模試を受けてペースメーカーにするのがおすすめです。
(私の塾では6月から1月まで毎月1回ずつVもぎを受験することになっています)
ところで、模試は時期によって役割が変わってきます。
夏休み前の模試の目的は「実力の把握」です。
自分の客観的な実力を知ることで、志望校選びに具体性が出てくるはずです。
弱点としている単元も見つかるかもしれません、夏休みに向けて課題を洗い出すことができるでしょう。
夏は受験の天王山といいますが、具体的な課題もないまま、やみくもに勉強しても成果は期待できません。
夏の勉強で成果を出すためには「何を」「どのくらい」頑張ればよいのか。
模試の結果から勉強の方向性を明確にしておきましょう。
その意味で夏休み前の模試は大変重要です、可能な限り6月7月の2回とも受験しておきたいものです。
夏~秋の模試は「努力目標」です。
受験とは模擬試験の判定で行けそうな高校を受けることではありません。
行きたい高校に向けて努力して、
行きたい高校のレベルまで実力を高めて、
行きたい高校を受けるのが受験です。
とはいえ、受験勉強はつらく苦しいものです。
志望校という長期的な目標だけでは、途中でくじけてしまうかもしれません。
「次は偏差値65を越えよう」とか、「漢字は満点を取ろう」とか、模試1回ごとに小さな目標を決めて、そこに向けて頑張っていきましょう。
そうした小さな積み重ねが大きな成果につながるはずです。
「模試なんて秋に2・3回受ければ十分」なんて思っている人は、行けそうな高校にしか行けない人です。
10月以降の模試は「受験校を確定する材料」です。
学校の三者面談は11月ごろにありますが、公立高校の願書提出は2月です、三者面談で急いで受験校を確定する必要はありません。
公立高校はどこを受けても入試問題は同じですから、すべき受験勉強も変わりありません。
冬休みいっぱいまで目標に向けて努力を積み重ね、模試の成績推移を見ながら最終的な受験校を決めましょう。
会場模試を受験する際に注意することは、なるべくメジャーな模試を受験することです。
データの信憑性は受験者数と受験者層によって決まります。
公立上位校を志望しているのなら、公立上位校志望者が多く受験する模試であることも大切です。
千葉県の公立向け模試といえば、進学研究会の「Vもぎ」と、総進図書の「Sもぎ」が代表的です。
両者に大きな差はありませんが、どちらかと言えばVもぎは上位向け、Sもぎは中位下位向けに作られている感じがします。(実際、Vもぎのほうがやや問題が難しいです)
とはいえ、夏前のこの時期は試験範囲が2年までなので、どちらを受験してもほとんど差はありません。
6月7月は部活などと重なってしまうこともあるでしょうから、日程的に都合のつく方を受験すればよいと思います。
夏以降は上位生はVもぎのほうがデータの汎用性が高いでしょう。(アドバイスをもらう場合などVもぎのほうがベターです)
会場模試で客観的な実力を知り、志望校合格には何をどのくらい実力アップすればよいのか把握しておきましょう。
進学研究会と総進図書へのリンクをつけておきますので、参考にしてください。
>>進学研究会
>>総進図書
両者ともインターネットで申し込みができるので、とても便利です。