さくら進学クリニック 『進学コラム』

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740.国語の学習

こんにちは、さくらです。

いよいよ4月、新年度のスタートです。
受験生としての自覚を持って、先取り学習を頑張りましょう。
前回「国語については後日」と書きましたので、今回は国語の学習について書きます。

あなたにとって 国語=得意教科 ならば、夏休み前まで特別な勉強は必要ありません。
学校の授業をしっかり受けて、いつも通りの勉強をしましょう。
漢字など知識問題はドリルや問題集で少しずつ練習をしていきましょう。

問題は 国語=苦手教科 だという人の場合です。
はじめに言っておきますが、国語が苦手というのは受験では大変なハンデです。
日本で日本語で受験する限り国語はすべての教科の基本です。
教科にかかわらず問題文の意味を取り違えれば正解を望むことはできません。
その国語を苦手としているわけですから、これは何としてでも克服しなければなりません。

しかし、そう簡単に身につかないのが国語力・読解力です。
「この問題集を仕上げれば偏差値アップは確実!」なんて勉強法はありません。
地道に文章を読み、語彙を増やし、読解問題を解いても、目に見える効果は出ないかもしれません。

時間がかかるわりに効果を期待しにくい国語は、いわば「最も非効率な教科」です。
過去問を始める秋以降は効率を優先せざるを得なくなるので、国語の勉強にはあまり時間を割けなくなります。
秋まで苦手のままなら、国語はある程度「失点するもの」だと思って他教科の強化に努めなければなりません。
しかし今はまだ4月、国語の勉強に費やせる時間はまだたくさんあります。
効率は悪くても国語力アップのためにできることをやっていくべきでしょう。

国語とひとことでいっても、その内容は現代文の読解、古典、漢字・語句などさまざまです。
まず、この中で重要なのは漢字・語句です。
千葉県では漢字が読み・書き4題ずつ合計16点も出題されるので、これは絶対に落とせません。
漢字は単純暗記ですから、今からコツコツ練習しておけば確実に得点できます。
漢字で失点する者は上位校には進学できないと思いましょう。

次に古典です。
千葉県では古文が単独の大問で出題されるので、現代文の読解が苦手な人には落とせない分野です。
公立の古文は文章が短く、文法的に難しいことも聞いてこないので、まずは慣れることが大切です。
これは今から焦って始めなくても、夏休み以降に問題集でコツコツ練習すれば十分に間に合います。
(もちろん時間に余裕がある人は、今から始めてもOKです)

そして現代文の読解です。
千葉県の国語は「聞き取り問題(リスニング)」「漢字・語句」「古典」「作文」など盛りだくさんで、実は読解は全体の半分もありません。
それでも、読解の割合が最も大きいことも確かですから、今のうちに少しずつ攻略していきましょう。

読解の対策には問題集を解きましょう。
書店に行けば高校受験向けの問題集が数多く出ているはずです。
何を選べばよいかわからない人は「高校受験 国語問題集」などと検索すれば参考になるサイトが見つかるでしょう。
自分の実力や志望校にあわせて、よさそうな問題集を選んでください。

ところで、読解問題で得点できない原因は何でしょう。
それは「出題者の大切だと考えるポイント」と「あなたの大切だと考えるポイント」がズレているからです。
国語が苦手な人の多くはポイントの絞り込み方が下手なのです。(練習不足といってもよい)

ポイントの絞り込み方のコツをつかまない状態で問題に当たっても、なかなか国語の得点力はつきません。
「自分の考えたポイントはどこがどうズレていたのか」
「本当のポイントはどこにあって、どう見つけるのか」
解説から学び取っていかないと、いつも同じように間違えてしまいます。

解説をよく読み出題者の考えるポイントを確認して、はじめて国語の勉強をしたことになるのです。
そのためにも解説の充実した問題集を選んでください。

しかし、国語が苦手な人にとってその作業は気が遠くなるほど苦しいものです。
そもそも文章を読む習慣が足りていないから国語が苦手なわけなので、問題を解いた後に再び問題文と解説を照らし合わせながら精読するなど苦痛以外の何物でもないでしょう。

そういう人は通信添削を利用するとよいでしょう。
通信添削では自分の答えに対して「どこがいけないのか」明確に指摘してくれます。
したがって、答案を読み返すだけでポイントの確認ができます。
それでも、もう一度本文を読む必要はありますが「指示してもらえる」ことは負担を大きく減らすでしょう。

受験勉強で最も大切なことは「続ける」ことです。
1日2日や1週間2週間ではなく、受験までずっと継続して勉強することによってのみ実力は形成されます。
そのために必要なことが「習慣化」です。(この言葉は前回も出てきましたね)

習慣化するためには、ひとつひとつのハードルは小さい方がよいです。
身体を鍛えようと「腹筋・背筋・腕立て毎日100回ずつ」なんて目標を立てても、ふつうの人は続かないのです。

国語が苦手な人は、そもそも国語の勉強などしたくないのですから、なるべく負担の小さくて済む方法をとった方が長続きできます。
とはいえ、やってみればわかりますが、通信添削もかなりエネルギーがいるものです。
挫折しそうになることも多いと思いますが、「これでも楽な方法なんだ」と自分に言い聞かせて頑張って続けてください。

継続は必ず力になります。
今やっていることが、秋には大きな貯金となってあなたに返ってきます。


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