こんにちは、さくらです。
千葉県教育員会のホームページに「令和6年度 千葉県公立高等学校入学者選抜 学力検査結果の概要」が掲載されています。
これには公立入試の「平均点」「設問ごとの正答率・無回答率」「得点分布グラフ」などが掲載されています。
過去4年間(2020年は前期選抜)と平均点を比較してみると
国語 社会 数学 理科 英語 5教科
2020年(R2) 46.0 60.7 51.4 48.8 54.6 261.6
2021年(R3) 52.8 57.7 59.3 54.6 61.7 286.2
2022年(R4) 47.7 56.3 51.5 52.7 58.7 266.7
2023年(R5) 47.9 54.5 47.0 60.7 47.6 257.7
2024年(R6) 50.4 57.5 51.9 59.1 56.4 275.3
前年度と比較すると、国語+2.5点、社会+3.0点、数学+4.9点、理科-1.6点、英語+8.8点、5教科+17.6点です。
5教科合計の平均点は入試が1回になった2021年(この年はサービス年で易しかった)からジリジリと平均点を下げていましたが、さすがに23年が下げの限界かということで、今回上昇に転じています。
教科ごとに見ると、理科を除く4教科で前年より平均点が上がりました。
23年は英数国の3教科すべてが50点を割り込んでいましたが、今回は全教科50点を超えています。
特に英語は前年に11.1点も下がった反動か、8.8点上がって「点の取りやすい教科」に戻っています。
5教科のグラフを見ると、今年は450点以上の高得点者が1%弱ほど存在しています。
400点以上は9%ほどもいるので、2番手校でも400点台の受験生がそれなりに見られたでしょう。
ただ、点が取りやすかったということは、ミスが命取りになったということです。
本番でミスが出ないように訓練できていたか、上位生にとっては厳しい試験だったとも言えます。
いずれまた、正答率や得点分布の分析もまとめてみたいと思います。