さくら進学クリニック 『進学コラム』

千葉県北西部の公立上位高校志望の受験生に受験情報に関するアドバイスをお送りするブログです

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716.志望校の決め方 まとめ

こんにちは、さくらです。

今回は志望校の決め方・まとめです。
結局のところ、志望校を決めるのに何が一番の悩みの種かといえば、「受験は何か月も先なのに、今決めろと言われる」ことでしょう。

9月上旬の今から公立入試まで5か月以上あるわけです。
まだまだ受験勉強していくのに、今の段階で決めるって無理がありますよね。
今は偏差値65でも、1月には70に届いてるかもしれない、やってみなけりゃわからないじゃないですか。
過去問を解いたりするこれからがむしろ受験勉強の本番だし、実力がつく時期でもあるわけですから。

でもその答えは前々回のコラムで書きました、「公立の志望校は、行きたい高校の中で最もレベルが高い学校を書けばOKです」と。
これからまだまだいっぱい勉強していくわけです、今後どこまで成績を伸ばせるかわかりません。
だから現段階では、考えている中で最も上の高校を志望校にしておきましょう。

なぜ最も上にしておくのかは、これも前々回書きました、中学校の先生は志望を上げる方向の変更を嫌うからです。
志望の変更は必ず下げる方向にすること、これが先生との対応をスムーズに進めるポイントです。
志望校を出す際に(面談のときでもよい)、先生に「思うように成績が上がらなかったら志望を下げます」と言っておくとよいでしょう。

公立の願書提出は2月4~6日です、1月までの模試の成績、私立の入試結果、勉強の進み具合などを総合的に考えて、1月下旬に最終決定すればよいでしょう。
何度も言いますが、公立はどこを受けても問題は同じです、志望校にかかわらず勉強する内容も同じです。
ギリギリまで上を見て懸命に勉強して実力アップに努めましょう。
志望が高いほうが、受験勉強のモチベーションも上がります。

公立については、最も行きたい高校を決めたら、あとは1月下旬まで何も考える必要はありません。

私立併願校は前回書いたように、公立が不合格だったときに大学受験でリベンジできる高校を選びましょう。
したがって、公立の志望校が決まれば、ほぼ自動的に決まってきます。(千葉県は私立の数が多くありませんから)

第1志望が県千葉・県船橋東葛飾といった公立1番手校なら、次善校(第2志望校)は市川か昭和秀英で決まりでしょう。
ただ、現状の志望校は希望する最も上のレベルの公立高校になっています。
今は偏差値65でも、希望を持って志望校調査に「県立船橋高校」と書いているわけです。
私立もそれに合わせて市川や秀英にしているわけですが、私立の入試は1月にあるので12月下旬には本当に受験するのか決めなければなりません。

市川や秀英を受験するかどうかは、11月下旬~12月上旬に何回分か過去問を解いてみるとよいでしょう。
入試までひと月半くらいのこの時期に合格点を取れる必要はありませんが、箸にも棒にもかからないようなら諦めるのも大切です。
(9月や10月だと時期が早すぎて、点数が取れなくて当然なので参考になりません)
私立はリベンジできる高校を選ぼうと言っても、実力がともなっていなければ受験する意味はありません。

県内トップレベルの私立校である市川や秀英は、試験問題で要求されるレベルが高いのでそれなりの勉強も必要です。
私立対策に時間を割くということは、そのぶん公立対策が手薄になる可能性があるということです。
私立対策を頑張ったら、第1志望の公立対策まで手が回らなくなった、では本末転倒です。
試験問題にある程度対応できるようになっていなければ、思い切って市川・秀英はあきらめて公立に集中するのも一つの方法です。
中学校の先生は受験校数を増やす方向の変更は嫌がりますが、減らす分には喜んでくれます。(事務的な仕事が減りますから)

ただし、仮に公立に集中して県船橋に合格したとしても、市川や秀英の対策までやって県船橋に合格した生徒とは、入学段階から実力差があることを知っておく必要はあります。
勉強した内容や量が違えば、頭の中に入っている内容や量も違います、合格したらみんな同じスタートというわけではないのです。
入学後は心して高校の勉強に臨みましょう。

市川・秀英を受験しない場合は、芝浦工大柏・専大松戸日大習志野といった私立2番手校を次善校にしましょう。
芝柏と専松は上位クラスがあるので、上位クラスの合格を目指すとよいでしょう。(芝柏のグローバル・サイエンスはなかなか難関ですが)

市川や秀英を受験する場合にも、私立2番手校を1つ受験することをおすすめします。
船橋東葛飾と市川・秀英は難易度的にあまり差がありません、県船橋東葛飾の合格者でも市川・秀英は不合格という生徒もけっこういます。
公立が不合格になったときの保険という意味では、市川・秀英は少しリスクがあります。
安全校に近い次善校として2番手校を受験しておくと安心でしょう。

もちろん安全校の受験も必要です。
したがって、第1志望が県千葉・県船橋東葛飾といった公立1番手校の場合、私立は次善校、安全校に近い次善校、安全校の3校を受験することになります。
例えば、1月17日に日大習志野、18日に昭和秀英20日八千代松陰(安全校)のような受験パターンです。
参考までに私立上位校の試験日を列挙しておきます。(まだ来年の日程を発表していない高校もあるので、今春の日程です)
市川17日、昭和秀英18日、専大松戸17・18日、日大習志野17・18日、芝浦工大柏18・19日です。
(専松・日習・芝柏はどちらか1日でも、2日ともでも受験できます)

安全校はたくさんあるのでwebなどで調べてみてください。
県内校は17日と18日に集中しているので、次善校と安全校がぶつかってしまうようなら、東洋・安田学園・江戸川女子のような都内校を安全校にするのもよいでしょう。

第1志望が佐倉・薬園台といった2番手校なら、市川や秀英は格上になるので候補から外れます。(もちろん好みで受験してもよいですが)
私立2番手校+安全校というパターンになるので、日程的にも余裕があって選ぶのは楽でしょう。

最後に大切なことをもう一度確認します。
・第1志望の公立高校は考えている中で最も上の高校を志望校にしておくこと。
・私立は公立が不合格だったときに大学受験でリベンジできる高校を選ぶこと。
・安全校を入れること。
・受験校の変更は必ず「レベルが下る方向」「受験校数が減る方向」にすること。
以上のことに気をつけて、志望校を提出してください。

まず先に動かなければいけないのは私立です。
私立について何も考えていないようなら、ホームページなどを見て早めに情報収集から始めましょう。
(志望校を考えている間も受験勉強の手は緩めないように)


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