こんにちは、さくらです。
千葉県教育員会のホームページに「平成30年度千葉県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果」が掲載されています。
これには公立入試の「平均点」「設問ごとの正答率・無回答率」「得点分布グラフ」などが掲載されています。
過去3年間と平均点を比較してみると
《前期選抜》
国語 社会 数学 理科 英語 5教科
2015年 48.5 58.1 46.9 57.1 55.9 266.5
2016年 57.0 56.6 47.4 46.3 50.3 257.5
2017年 60.8 53.8 51.4 56.4 53.7 276.1
2018年 63.2 52.9 58.5 60.0 59.7 294.3
《後期選抜》
国語 社会 数学 理科 英語 5教科
2015年 55.9 64.2 57.1 62.4 54.5 294.2
2016年 56.7 62.1 57.9 51.0 60.9 288.7
2017年 67.2 61.6 58.8 61.6 57.7 306.9
2018年 55.7 56.0 62.0 67.5 49.7 290.9
前期は昨年より5教科平均点が18.2点も上がり、300点に王手をかけた(?)状況です。
昨年も18.6点上がりましたから、この2年で40点近い急上昇です。
これは入試一本化に向けた動きと考えてよいのでしょうね。
得点分布グラフを見ると、450点以上の得点者が2%くらい存在しています。
得点開示報告でもわかっていましたが、御三家など最上位層では高得点勝負のミスの許されない厳しい入試だったでしょう。
後期は5教科平均点が16.0点下がっています。
2013年からの「前期は難しめ、後期は易しめ」という流れが初めて破られました。
専門学科が前期で100%確保できるようになり、後期受験者の実力が底上げされているという実感でもあるのでしょうか。
そうだとしたら、この傾向は続くのかもしれません。(と言っても残り2年ですが)
平均が下がった後期でも450点以上の得点者が1%ほど存在しています。
多少問題が難しくなっても、しっかり勉強してきた生徒はちゃんと得点しているということでしょう。
いずれまた、正答率や得点分布の分析もまとめてみたいと思います。
さくら進学塾のホームページにも「今春の公立高入試結果」というコラムを書きました。
やっぱり半分くらい営業が入っていますが、塾に興味がなくても参考になる点があると思います。