こんにちは、さくらです。
県内私立前期選抜がほぼ終了しました。
上位校の多くが倍率2倍を超えていますから、意に反して不合格をもらってしまった人も多くいるはずです。
中には少なからずショックを受けている人もいることでしょう。
そんなあなたに伝えたいことがあります。
不合格こそ最大のチャンスです、不合格を力に変えて公立入試では合格を手にしましょう!
入学試験ですから、私立でも合格したほうがよいのは当然です。
しかし、第1志望校が公立ならば「私立受験をいかに公立の合格につなげるか」のほうが重要です。
公立上位校の前期選抜は倍率が高く、しかも高得点が必要な入試です。
1番手校なら400点台前半に多くの受験生が集中し、わずかな得点の差で明暗が分かれてしまいます。
単純な計算問題を1問ミスしただけで合格圏からはじき出されてしまったりするのです。
合格のために実力が必要なのは当然ですが、それと同じくらい 試験で実力が出せること が重要なのです。
私はこのコラムで「私立受験は公立の合格可能性を高めるための練習試合」だと書いてきました。
今回の私立入試では試験中に失敗したという人もいると思います。
入試では極度の緊張状態になりますから、普段では考えられないようなミスが出たり、時間配分に失敗したりするのです。
私立を不合格になった人は、不合格になった原因を考えてみてください。
何らかの原因がいくつか思い当たるはずです。
それを発見できたことが、私立不合格の最大の功績です。
公立入試ではそれを繰り返すことのないようにしましょう、それで公立の合格がグッと近づくはずです。
人は成功からはなかなか学べないものです。
ミスをしていないから合格したのであって、そこからミスしそうな注意点を見いだすことはできないのです。
だから、私立に受かった人は公立でミスが出る確率が高くなります。(受かった人は十分注意しましょう)
しかし失敗からは多くのことを学ぶことができます。
昔から言うように「失敗は成功のもと」なのです。
だから、今回の不合格を忘れようとしてはいけません。
忘れるどころか、何がいけなかったのか、どうすべきだったのか、改善点をしっかり整理しておきましょう。
そして必ずメモを取っておきましょう。
公立前期まではまだ3週間もあります。
メモを取っておかないと、せっかくの改善点がどんどん脳から消えていってしまいます。(人は忘れる動物なのです)
凡ミスが出た人は対策を考えましょう。
勉強が足りなかったと思う人は、公立前期までの3週間、死にもの狂いで勉強しましょう。
事前にできることは十分にやり尽くして、当日できることは当日十分に気をつけて、公立では合格を手にしましょう。
今回の不合格を次の合格へのパスポートにしてください。