こんにちは、さくらです。
今回は公立入試の教科別特徴<理科・社会>です。
さっそく理科から見ていきましょう。
平成27年度の平均点
前期 57.1点 後期 62.4点
前期 90点以上 2% 80点以上 13% 70点以上 30%
後期 90点以上 7% 80点以上 22% 70点以上 41%
グラフを見ると前期と後期はまったく別物であることがわかるでしょう。
前期は国語のグラフを全体に右に寄せたような形になっています。
右に寄るということは高得点者が多くなっているということですから、理科は得点しやすい教科だといえます。
ただし90点以上は2%しかいないので高得点は容易ではないこともわかります。
後期はさらにグラフが右に寄り、90点以上が7%と高得点が可能だったことがわかります。
1番手校では90点以上の得点がないと合格が難しかったでしょう。
続いて社会です。
平成27年度の平均点
前期 58.1点 後期 64.2点
前期 90点以上 7% 80点以上 19% 70点以上 33%
後期 100点 2% 90点以上 12% 80点以上 29% 70点以上 46%
社会のグラフは前期・後期とも理科のグラフとよく似ています。
前期は理科よりも90点台がふくらんでおり、高得点が容易であったことがわかります。
後期は100点も2%ほど見られ、前期よりもさらに易しかったことがわかります。
これだけ易しいと、上位校ではわずかな取りこぼしが命取りになったでしょう。
27年の社会は前期・後期とも過去5年間で最も平均点が高く得点しやすい問題でした。
前期で例年出されていた嫌らしい問題もありませんでした。
28年は揺り戻しがあるかもしれませんから、25年26年の過去問もしっかりチェックしておきましょう。
暗記系教科である理科・社会は公立入試では得点源になる教科です。
公立入試は理科・社会の出来で決まるといっても過言ではありません。
十分すぎるくらいの問題演習を繰り返し行って、確実な知識を身につけてください。
次回はまとめとして5教科合計編をお送りします。