こんにちは、さくらです。
今回は公立入試問題の教科別特徴の数学編です。
平成25年度の平均点 (24年の平均点)
前期 46.5点 (43.2点) 後期 55.4点 (43.9点)
25年前期は5教科平均が232.3点と前期・後期になって最も難しい試験になりましたが、
数学に関していえば例年並みの難易度に感じられました。
一方、25年後期は55点台半ばと大幅に易化しました。(55点以上はほぼ10年ぶりです)
では、得点分布グラフを見てみましょう。(左が前期、右が後期です)
前期 90点以上 1% 80点以上 4% 70点以上 12%
後期 90点以上 2% 80点以上 8% 70点以上 23%
前期・後期とも山の形がはっきりしており、前回の国語、英語と比べると国語に近い形になっています。
山のピーク付近の受験生が多く、高得点者と低得点者が少ないのが特徴です。
前期では90点以上は難しいことがわかるでしょう。
ただし、80点台の得点者は国語よりも多いので、このあたりが1番手校では差がつく部分だといえます。
後期ではグラフが平均点より右に傾いており、得点しやすかったことがわかります。
(よーく見ると、100点もわずかにいることがわかります)
千葉県の数学で80点以上が8%もいるのは異常なので、こういうことはめったにないと思っていたほうがよいでしょう。
数学は「易しめの問題」「標準レベルの問題」「難しめの問題」がバランスよく入っています。
(正答率10%未満の難問も5教科の中で最も多く入っています)
全ての問題を正解しようとすると時間が足りなくなるので、時間内に取りどころをどう押さえていくかが高得点のポイントです。
過去問でしっかりと時間配分の練習をしておきましょう。
国語に比べればまだ高得点が可能なので、数学が得意な生徒は「難しめの問題」も含めて十分な練習量を確保したいものです。
私立向けの難問を解き慣れておくのも有効でしょう。
数学が苦手な生徒は「易しめの問題」「標準レベルの問題」を取りこぼさないような訓練が必要です。
どの問題を確実に取っていくのか過去問で研究しておきましょう。
次回は理科・社会編をお送りします。