さくら進学クリニック 『進学コラム』

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323.併願パターンの研究<実践編その2>

こんにちは、さくらです。


いよいよ、併願パターンの研究も最終回です。
前回に引き続き、県船橋志望で私立の結果にかかわらず県船橋に合格したら進学するという場合を考えます。
今回も公立1番手校を公立1、私立1番手校を私立1などと略します。


併願パターンの前に、県内上位私立高校の入試日程(併願のみ)を確認しておきます。


前期選抜

1月17日 市川、専大松戸日大習志野、成田、麗澤、国府台女子
1月18日 東邦、昭和秀英専大松戸芝浦工大柏、麗澤、日出学園八千代松陰
1月19日 渋谷幕張芝浦工大
1月20日 八千代松陰


後期選抜

2月5日 市川、専大松戸芝浦工大柏、成田
2月6日 東邦、昭和秀英国府台女子
2月7日 渋谷幕張日大習志野


ところで、併願パターンを考えるとき「私立後期を受験するのか」ということが重要になってきます。


千葉県の公立共通問題には「得点しにくい問題」が含まれており、高得点が必要な上位校では相当な勉強量が必要です。
しかし、私立後期と公立前期(2月12・13日)との間は1週間しかなく、十分な公立対策を行うことは容易ではありません。
(都内私立一般入試を受験する場合は、ほとんど何もできないまま公立前期を迎えてしまうことでしょう)


そのため、公立が第1志望なら私立後期は思い切って「無いものとする」のもよい作戦でしょう。
県内私立を結果にかかわらず前期で終えるようにすれば、3週間以上の時間を公立対策にあてることができます。


県内私立の後期選抜は年を追うごとに2次募集的色彩が強くなっています。
公立対策が手薄になるリスクを負ってまで受験する価値は見出しにくくなってきているように思います。
(もちろん、価値の感じ方には個人差があります)
理科、社会の仕上がり具合にもよりますが、私立は前期で終了させて早めに公立対策に切り替えるのが得策でしょう。


そういったこともふまえて、理想的な併願パターンを考えていきましょう。


理想的な併願パターンを考える


千葉県の私立上位校には悩むほど選択の余地はありません。
私立1、私立2、私立3(安全校)のうち決めやすいものから、とにかく決めてしまいましょう。
ひとつ決めてしまうと、日程的に残りはほとんど自動的に決まってしまいます。


入試相談のある私立3(安全校)は地域性や中学校の成績で限定されるので決めやすいでしょう。


例えば、安全校として国府台女子を選択すると、私立1は2日目の東邦か昭和秀英に限定されます。
(もちろん3日目に渋谷幕張を受けてもよいですが・・・)
国府台女子が安全校なら必ずしも私立2を受ける必要はないので 17日 国府台女子、18日 東邦or昭和秀英 でOKです。
私立2を受験したい場合は3日目に芝浦工大柏を入れることになるでしょう。


安全校を八千代松陰(20日)にした場合は、初日から3日目まですべて空くので思いのままに受験ができます。
実力に自信があるのなら 17日 市川、18日 東邦、19日 芝浦工大柏、20日 八千代松陰 という強気の受け方もよいでしょう。
前にも書きましたが、今年の市川はチャンスがあれば挑戦してみる価値があると思います。


千葉方面に住んでいる人は、私立2は日大習志野のほぼ一択でしょう。
専大松戸芝浦工大柏には通学しにくいですから)
この場合も初日が先に埋まるので、私立1は東邦か昭和秀英になります。


私立1の合格を確保して県船橋の受験に望みたいのであれば、前回も書いたように私立1は昭和秀英がよいでしょう。
その場合は 17日 日大習志野、18日 昭和秀英、20日 八千代松陰 というパターンが一般的だと思います。
女子であれば、前出のように 17日 国府台女子、18日 昭和秀英 でもよいですし、 18日 昭和秀英、23日 江戸川女子 でもよいでしょう。


いろいろと書き連ねてきましたが、学校選びは「本人の希望」が何より大切です。
特別な思い入れのある学校があれば、その学校を受験しましょう。
「合格しやすいから」という理由だけで学校を選んでしまうと、受験勉強に対するモチベーションが下がってしまいます。


思い入れのある学校を中心に組むのが、あなたにとっての「理想的な併願パターン」なのです。


※追記
私の考える併願パターンを書きましたが、考え方には個人差があります。
最終的な決定はご自身(ご家庭)の判断で行ってください。
また、この時期は説明会に参加されている生徒や保護者のほうが、私より最新の情報に詳しくなっています。
各高校についての詳しい情報を私に尋ねないようにお願いいたします。



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