さくら進学クリニック 『進学コラム』

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320.併願パターンの研究<基礎編その1>

こんにちは、さくらです。

夏休みが終わって1か月近くがすぎ、第一志望だけでなく併願校も考えていく時期になりました。
そこで、今回から「併願パターン」について書いていきたいと思います。


ここでは、進学コラムの読者に最も多いと思われる「公立上位校が第一志望」である場合について考えます。



「県内上位校のグループ分け」


併願パターンを考えていくための基礎知識として県内上位校のグループ分けについて書いておきます。
(私の主観的な分類です、必ずしも一般的なものではありません)


・私立高校のグループ分け

県内私立高校は選抜方法によって以下の2つのタイプに分けられます。


学力試験によって合否が決まる学校
上位校の10校程度が該当し、中学校の成績は合否に参考程度しか関係しません。


入試相談によって(中学校の成績で)合否が決まる学校
上位校10校程度をのぞく県内私立高校の大半が該当します。


中学校では安全校として「入試相談のある学校」を受験するよう指導されるのが普通です。
どんな併願パターンを組んでも、このタイプの学校を1校受験することになります。
(中学校の先生との関係を悪化させたくなければ、不本意でも受験した方が賢明でしょう)


入試相談の詳細については、さくら進学クリニックの「高校受験Q&A」を参考にしてください。


前者は上位4校とそれ以外とのレベル差が大きいため、さらにこれを2つに分けます。
つまり、県内私立高校を次の3つのグループに分類することになります。


私立1番手校  渋谷幕張、市川、東邦大東邦昭和秀英
私立2番手校  芝浦工大柏、専大松戸日大習志野、成田、麗澤、千葉日大一国府台女子学院
私立3番手校  八千代松陰流通経済大柏、千葉英和など入試相談のある学校


渋谷幕張は1番手校に入れていますが、難易度の高さから公立との併願校としては使いにくくなっています。
国府台女子は前期は「入試相談あり」のため、後期のみ2番手校扱いです。


以降それぞれ、私立1、私立2、私立3と略します、公立も同様に略します


・公立高校(第1〜第4学区)のグループ分け


公立1番手校  県千葉、県船橋東葛飾、千葉東
公立2番手校  佐倉、薬園台、市立千葉、(県柏)
公立3番手校  八千代、船橋東、小金など


県柏は難易度では3番手校ですが、地域事情で2番手校の役割を担っているため( )付きで2番手校に入れています。



「公立志望校から考える私立併願校」


私立併願校は公立志望校がどのレベルであるかによってほぼ決まってきます。


・公立志望校が3番手校以下の場合・・「公立3+私立3」


公立志望校が3番手校以下ならば、試験で合否が決まる私立2に合格できる可能性は高くありません。
思い入れのある学校がなければ私立2は受験しない人が多いでしょう。
私立3は入試相談を通せば合格できるので、私立2を受けなければ私立は1校のみの受験になります。


つまり「公立3+私立3」という受験パターンになります。
例 「小金+流通経済大柏」 など。


公立3に合格するためには、中学校のクラスで10番以内の実力は必要でしょう。
したがって、クラスの4分の3程度は私立を1校しか受験していないと考えられます。
(実際には八千代など3番手上位校では私立2を受けている生徒も少なくないと思われます)


・公立志望校が2番手校の場合・・・「公立2+私立2+私立3」


公立2と私立3とでは学校のレベル差が大きいので、公立を不合格になった場合を考えると私立2を受験したくなります。
私立2を受験した場合でも、安全校として私立3は受験せざるを得ません。


したがって「公立2+私立2+私立3」という受験パターンになります。
例 「佐倉+成田+千葉英和」 など。


・公立志望校が1番手校の場合・・・「公立1+私立1+私立2+私立3」


やはり、公立1と私立2とでは学校のレベル差が大きいので私立1を受験したくなります。
例えば、昨年度の早大合格者数を比較すると、県船橋111名、私立2の専大松戸25名と比較の対象になりません。
私立1の昭和秀英なら85名ですから公立が不合格だった場合の進学先としては遜色ないでしょう。
(合格者数は各校ホームページ記載の数字です)


そうなると「公立1+私立1+私立2+私立3」と、私立を3校も受験することになります。
例 「県船橋昭和秀英日大習志野八千代松陰」 など。


私立を3校も受験するのは多すぎるのではないかと考える方もいるでしょう。
私立3を削って私立1+私立2だけにするとか・・・これは先生の抵抗にあいそうです。
私立1を受けるなら私立2は必要ないのではないかとも考えられるでしょう。


そのあたりについては、また次回です。


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