こんにちは、さくらです。
公立前期選抜が目前に迫ってきました。
受験生のみなさんは、体調に十分注意して最後の調整をしてください。
ところで、みなさん先日発表された前期選抜の倍率を見たと思います。
「ずいぶん倍率が高いな」と思いませんでしたか。
現在の公立高校の入試は定員を2つに分けて2回の選抜を行っています。
入試が複数回行われると「のべ受験者数」が増えてしまうため、各回の試験における倍率は高くなってしまいます。
2倍3倍といった高い倍率は、入試が複数回あることによって生じているのです。
もしも、かつてのように入試が1回きりなら倍率はどうなっているのでしょうか。
「前期選抜の志願者数」を「前期・後期の総定員」で割ることで、「本当の倍率」を出してみました。
志願者数 ÷ 総定員 = 本当の倍率
県千葉 478名 ÷ 240名 = 1.99倍
県船橋 658名 ÷ 280名 = 2.35倍
東葛飾 560名 ÷ 360名 = 1.56倍
千葉東 553名 ÷ 360名 = 1.54倍
佐倉 528名 ÷ 320名 = 1.65倍
薬園台 527名 ÷ 280名 = 1.88倍
市千葉 447名 ÷ 280名 = 1.60倍
県柏 369名 ÷ 280名 = 1.32倍
1・2番手校で2倍を上回っているのは県船橋のみで、半分以上が1.5〜6倍程度の倍率です。
県千葉と県船橋は後期選抜で抜ける人数が多めの学校なので、前・後期通しての倍率はもう少し下がるでしょう。
倍率が2倍を切るということは、半分以上の受験生が合格するということです。
別の言い方をすれば、平均点を取れば合格できるということでもあります。
試験を2回受ければその程度なのですから、気を楽にして入試に臨んでください。
上記の学校以外でも、「前期選抜の志願者数」を「前期・後期の総定員」で割れば「本当の倍率」が出ますので、自分の志望校についても計算してみて下さい。
本当の倍率がわかれば、見かけの倍率に怯えることなく入試に臨めるでしょう。