昨日、今日で公立前期選抜の願書受付が行われました。
公立前期の志願状況は発表がありしだい、まとめていきたいと思います。
今日は東邦、昭和秀英、日大習志野、芝浦工大柏、成田で発表がありました。
東邦大学付属東邦 (定員 後期30名)
受験者304名 合格者57名 倍率5.33倍! (昨年は2.85倍)
志願者増の合格者減で、高倍率だった一昨年(4.49倍)を超え、失礼ともいえる倍率になっています。
後期の合格者数はこの5年間で、
158名→133名→72名→82名→57名と3分の1近くまで減りました。
もはや東邦の後期は2次募集といってよい状態でしょう。
昭和学院秀英 (後期30名)
受験者324名 合格者76名 倍率4.26倍 (昨年は4.11倍)
志願者35%減の昭和秀英は、合格者も37%減(−45名)で今年も4倍台の厳しい入試になっています。
後期の合格者数はこの5年間で、
191名→166名→131名→121名→76名と一貫して減少しています。
今年はついに2ケタに突入しましたが、このまま後期選抜は2次募集のようになっていくのでしょうか。
入試を前期にシフトするのは「県内私立全体の流れ」だとしても、それならば定員を変更すべきでしょう。(東邦も秀英も)
受験者395名 合格者95名 倍率4.16倍 (昨年は3.30倍)
昨年比で合格者を35名減らし、前期・後期が始まった07年以来で最高の倍率となりました。
前期選抜では合格者増(B入試+155名)でしたから、日大習志野も前期シフトになってきていると考えてよいのでしょうか。
思うような結果を得られなかった受験生は「今回は厳しい入試だったのだから仕方がない」と、公立入試に向けて気持ちを切り替えてください。
芝浦工業大学柏 (後期15名)
受験者72名 合格者38名 倍率1.89倍 (昨年は2.25倍)
毎年、欠席者の多い芝浦工大柏は、受験者が増えた(+18名)ものの、合格者も増えた(+14名)ので倍率は若干下がっています。
1番手校や日習・専松に比べると、合格を狙っていける倍率だったといえるでしょう。
成田 (後期80名、昨年は110名)
受験者674名 合格者341名 倍率1.98倍 (昨年は1.57倍)
定員30名減の成田は、減らした定員の比率と同程度(3割ほど)合格者を減らしています(−163名)。
2倍近い倍率は4年前までに戻った形です。
それでも、芝柏と同様に合格を狙える倍率だったといえるでしょう。
明日の渋谷幕張の発表で私立後期は終了です。