こんにちは、さくらです。
前回のコラムでは春休み中の予習について触れましたが、今回は入学後の勉強について書きます。
中学校と高校では、家庭学習の仕方が少し変わります。
中学までの効果の出る勉強は「復習中心の勉強」でしたが、高校ではそこに「予習」が加わります。
上位校に進学するレベルの生徒であれば、中学校の授業は易しく感じられたでしょう。
事前の準備などなくても理解ができ、あとは定着のための復習(訓練)をすれば試験で点数が取れたはずです。
しかし、高校の授業は「その高校のレベル」に合わせた授業になっていますから、事前の準備なしには理解できない部分が多々出てきます。
まっさらな状態で授業に出て、何もかもその場で理解しようと思っても、内容が濃くレベルも高いために拾いきれなくなるのです。
前回のコラムにも書きましたが、事前に予習をして「わかっている部分」と「わかっていない部分」を把握しておき、「わかっていない部分」をしっかり聞くようにすれば、授業で拾いきれないということはないでしょう。
(実際には、予習しても拾いきれないことはありますが。)
では、予習をすれば復習は必要ないのかというと、そんなことはありません。
予習だけでなく、授業後の復習も絶対に必要です。
高校の授業では、先生の言っていることが「理解できない」けれど、とにかく「訓練して解法を身につけなければ先へ進めない」という場合があります。
(やり方だけ機械的にマスターして、あとから「じわ〜っ」と理解できてくるような場合です。)
特に数学や理科では、そういう割り切りが必要になります。
その場合、解法をマスターできるかどうかは「練習量」にかかってきますから、復習の時間を十分に取ることが必要になります。
つまり、高校では「予習」「授業」「復習」というペース作りが必要になるのです。
中学での勉強に「予習」が加わるわけですから、家庭学習の習慣がしっかりできていなければ手が回らなくなってしまいます。
そして、ここが大切なところですが、勉強の中で最も重要なのは中学時代と同様に「復習」=「訓練」です。
結局、理解ができていても、できていなくても、訓練が十分ならば答えは出せますし、訓練が足りなければ答えは出せないのです。
予習を補うために予備校に通ったり、ペース作りのために通信添削をやったりしても、訓練が不足すれば解法の定着はできません。
どんな手段を使って勉強しても、最後は「自分1人で、十分な家庭学習」ができなければ、効果を上げることはできないのです。
したがって、高校入学をきっかけに、まずは「家庭学習の習慣」をしっかり作ることをおすすめします。
前出のように、学習ペースは「予習」「授業」「復習」になりますから、高校の授業が始まらないと「習慣(ペース)作り」はできません。
春休み中はいろいろ始めたくなりますが、教科書の予習程度にとどめておき(教科書の予習や高校から出された課題だけでも、十分大変だと思いますが)、入学後、授業が始まったら試行錯誤して自分の学習習慣(ペース)を作り上げてください。
今まで受験勉強を自分で進める習慣ができていた人は、それほど難しいことではないと思います。
しかし、塾まかせの勉強で乗り切ってきた人は、苦労するかもしれません。
そういう人は、通信添削などをナビゲーション役にするのもよいと思います。
ただし、通信添削だけで手一杯になってしまうと本末転倒なので、初めは最小限の科目で始めるとよいでしょう。
主な通信添削(「Z会」「進研ゼミ」)について、特徴や価格などを「さくら談話室」にまとめましたから、興味のある方はのぞいてみてください。
(特定の企業について、お金のことも含めて語るのは「さくら進学クリニック」の趣旨と離れてしまいますので。)
入学後の2か月間、4月5月が勝負の分かれ目です。
最初の定期試験までには、家庭学習の習慣と、通学時間、部活や習い事なども含めて、トータルでのペース作りをしっかり進めましょう。
充実した高校生活は「初めの1歩」にかかっています。
以前のコラムでお願いしました「得点開示の結果報告」についてですが、続々と書き込みをいただいています。
ご協力、ありがとうございます。
これから得点の書き込みされる場合は、こちらのコラムをよくお読みになって、必要な情報のみ書き込みをしてください。
(「合否」を書くのを忘れないようにして下さい、せっかく書き込みいただいても「合否」がわからないと、データとして使えなくなってしまいます。)
内申点や入試の得点は「個人情報の極地」のようなものですから、氏名、中学校名などの個人情報は絶対に書き込まないようにして下さい。
また、「さくら進学クリニック」ではコメントは公表されてしまいます。
「さくら談話室」では非公表の設定ができますので、非公表をご希望の場合は談話室に書き込み願います。
得点開示の書き込みは「最新記事のコメント欄」にお願いいたします。
(何回も前の記事だと、せっかく書き込んでいただいても気づかない可能性がありますので。)
情報提供を求める高校は特に定めていません。
レベルにかかわらず、参考にさせていただきますので、1件でも多くの書き込みをいただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
なお、「さくら談話室」では非公表扱いにできますが、その場合は、お礼のコメントは控えさせていただきます。
申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
このたび、灰色の受験生ライフを明るいものにするブログ 「さくら受験生ライフ」 をスタートさせました。
とは言っても、新受験生はまだ2年生ですので、3月中は旧受験生(新高校生)に向けた情報発信をしたいと思います。
第3回「子供部屋のテレビに」では、受験を終えた子供部屋のテレビについて「レグザチューナー」を紹介しています、ぜひご覧になってください。
進学先が決まったら、受験勉強の熱が冷めてしまわないうちに、次にむけて走りはじめましょう。
高1で絶対に落とせない科目は「数学」です。
数学は1度わからなくなると取り戻すのが困難で、落ちこぼれると国公立大への道が絶たれてしまいます。
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