公立前期選抜が終わり(発表はこれからですが)、受験生の皆さんは後期に向けて「一所懸命」勉強しているでしょうか。
今回は公立入試について、一歩引いた目線で話をします。
昨年までの「特色化選抜・一般入試」が、今年から「前期選抜・後期選抜」に変わりましたが、入試が2回あることは変わりませんでした。
入試が複数回行われると、のべ受験者数が増えてしまうため、各回の試験における倍率は高くなってしまいます。
今年の前期選抜では、志願倍率が県千葉3.56倍、東葛飾3.37倍、県船橋3.04倍、千葉東2.70倍と、上位校は3倍前後の狭き門になっています。
もしも、かつてのように入試が1回きりなら、倍率はどうなっているでしょうか。
「前期選抜の志願者数」を「前期・後期の総定員」で割ることで、「本当の倍率」を出してみました。
志願者数 ÷ 総定員 = 倍率
県千葉 513名 240名 2.14倍
県船橋 510名 280名 1.82倍
東葛飾 647名 320名 2.02倍
千葉東 518名 320名 1.62名
佐倉 459名 320名 1.43倍
薬園台 462名 280名 1.65倍
市千葉 437名 280名 1.56倍
県柏 323名 280名 1.15倍
どうでしょうか、県千葉と東葛飾が2倍を超えているのをのぞけば、みな1倍台のおだやかな入試になります。
県千葉、東葛飾も、欠席者をのぞいて倍率を出してみると、県千葉2.01倍、東葛飾1.99倍と、ほぼ2倍以内に全校がおさまってしまいます。
県千葉や県船橋は、例年1回目(前期)の志願者は多いものの、2回目(後期)には受験校を変える生徒も少なくありません。
それを考えれば、御三家でも実質の倍率は2倍を割っていると考えてよいでしょう。
倍率が2倍を切るということは、不合格より合格のほうが多いということです。(2番手校なら、3人に2人は合格です。)
別の言い方をすれば、受験生の平均点を取れれば合格するということです。
そういう入試なら、ずいぶんと気が楽ではありませんか。(もちろん、倍率が低くても全員が受かるわけではありませんが)
本当なら、公立高校はどこも、そんな入試になっているはずなのです。
私は「複数回入試の弊害」を何度もアピールしてきました。
どうして、多くの中学3年生に不当に不合格体験をさせるのでしょう。
公立入試が1度きりなら、半数以上の(実際にはもっと多くの)生徒は、不合格を経験しないですむのです。
埼玉県では来年から複数回入試を止め、1回のみの試験に戻されます。
千葉県でも、1年でも早く「入試は1回きり」になってくれることを強く望みます。
上記の学校以外でも、「前期選抜の志願者数」を「前期・後期の総定員」で割れば「本当の倍率」が出ますので、自分の志望校についても計算してみて下さい。
「本当の倍率」がわかれば、前期・後期の「見かけの倍率」に怯えることなく、自信を持って後期選抜に臨めるのではないかと思います。
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