私立前期選抜を来週に控え、各校ホームページに志願者数が掲載され始めています。(特に、今日はドッと掲載されました)
・東邦大学付属東邦 (募集人員、前期 専願・併願込み50名 後期30名、昨年と変わらず)
専願49名 併願699名 合計748名 (昨年は専願57名 併願755名 合計812名)
一昨年、昨年と、2年続けて志願者を伸ばしてきた東邦ですが、今年は併願で56名減になりました。
現高1生が11クラスと多め(高2・3は9クラス)なので、昨年より若干合格者を絞る可能性があるかもしれません。
志願者減と合格者減で相殺されて、例年並みの2倍前後の倍率になるのではないかと思います。
・昭和学院秀英 (前期 第一志望込み50名 後期30名、昨年は前期100名 後期40名)
前期1080名 (昨年は1231名、一昨年は878名)
昨年は臨時定員増で志願者を大幅に増やしました(353名増)が、定員が元に戻ったことで志願者も減っています(151名減)。
しかし、一昨年ほどまでは減っておらず、一昨年比では202名増ですから、実質的には志願者増と考えてよいでしょう。
前出の東邦が志願者減で、秀英は志願者増ということは、やはり今年は「安全志向」が高まっているのかもしれません。
定員が減ったほどには志願者が減っていないので、倍率は高くなることが予想されます。
久しぶりの3倍台も覚悟したほうがよいかもしれません。
・芝浦工業大学柏 (前期105名 後期15名、昨年は前期90名 後期30名)
前期 1回341名 2回390名 (昨年は502名)
今年は前期を2回入試にするなど動いてきた芝浦工大柏ですが、その成果は「微妙」です。
入試が2回になっているので、昨年までと直接の比較はできませんが、1・2回の合計731名の中に重複出願している受験生が相当数含まれるはずです。
仮に3分の1が重複だとすると、実質的な志願者は550名ほどになってしまいます。
これでは昨年までとあまり変わりません。
前期の定員が増えていることもあり、2日間トータルの実質倍率は1.3倍〜1.4倍程度に落ち着くのではないかと思います。
(ただし、見かけ上の倍率はもっと高くなるでしょう。)
・日本大学習志野 (前期 第一志望130名 一般170名 後期70名、昨年は第一志望160名 他は変わらず)
第一志望198名 一般2138名 (昨年は第一志望165名 一般2166名)
例年2000人規模の入試を行う日大習志野は、今年も「ほぼ無風状態」です。
倍率、難易度とも、例年並み(倍率は1.5倍程度)になると思われます。
昨年は全員合格だったA入試(第一志望)は、定員減の志願者増ですから、今年は不合格が出る可能性が高いでしょう。
県内の私立上位7校のうち、渋谷幕張、市川、専大松戸の3校は例年ホームページでの発表がありません。
ただ、市進のホームページに「首都圏私立高校入試速報」として、市川の志願状況がすでに掲載されています。
・市川 (前期 単願推薦50名 一般35名 後期35名、昨年と変わらず)
一般994名 (昨年は1080名)
東邦と同様に市川も志願者減(86名減)になっています。
「安全志向」で市川・東邦から昭和秀英に受験者が流れているということでしょうか。
ただ、志願者減とはいえ、この程度の数では大勢に影響はないと思われます。
3倍程度の倍率は覚悟しておきましょう。
残る学校は、新聞発表を待つことになります。
新聞に出ましたら、また、まとめてみたいと思います。
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