受験生にとって、まとまった勉強ができる最後の機会「冬休み」が目前に迫ってきました。
冬休みが終われば、10日後には私立前期選抜が始まりますから、冬休み中にしておきたい勉強はたくさんあると思います。
しかし、冬休みの学習に盛り込みすぎは禁物です。
やり残しがあると、それはそのまま「入試での不安材料」になってしまいます。
(冬休みが終わるとすぐ入試ですから、次にやる機会などはありません。)
また、心理的にも、入試直前にやり残しがあるのは好ましくありません。
(入試本番で問題を見て「あー、これは冬休みにやり残したアレだ」なんて思ってしまったら、もう半分負けたようなものです。)
やり残しが出ないような、完結できる計画を立てることが大切です。
冬休みは短期間のわりに「クリスマス」「お正月」といったイベントが多いため、勉強に集中しにくい時期でもあります。
特にお正月には、特有の「ゆるい空気」があるので、けっこう能率が上がらないものです。(フトコロも温かくなりますし)
「苦手科目、数学の克服」などといった大きな目標を立てるより、「一行問題の練習」など単元を絞った勉強が効果大です。
また、「進学コラム200 三者面談後の学習と心構え」でも書きましたが、冬休みが終わるとすぐ私立入試があるため、心理的には3科の勉強に集中したくなります。
公立第一志望で、冬休み前に理社にメドがつけられなかった人は、「理科・社会の年内(12月中)完成」に全力を挙げましょう。
もちろん、漢字練習は進んでいますね。
冬休み中も、漢字練習の手を緩めてはいけません。
もし、漢字練習を始めていない人がいたら、この冬休みに、集中的に(一日50個とか)練習しましょう。
まだ公立にはギリギリ間に合うはずです。
塾の冬期講習に参加する人は、授業の復習や課題なども、必ず冬休み中に終えるようにしましょう。
そのためには、塾の勉強以外にはあまり手を広げないほうがよいでしょう。
冬期講習では、入試によく出る単元の最終チェックをやるはずですから、その完全マスターに集中したほうが効果が出るはずです。
わずか2週間ほどの冬休みですが、最も力のつく時期でもあります。
ここが「運命の分かれ道」だと思って頑張って下さい。
年内の「進学コラム」の更新は、これが最後になると思います。
来年も、よろしくお願いします。よいお年を!
ランキングに参加しています。よろしければクリックお願いします。