夏休みも残り半月、受験勉強は予定通り進んでいるでしょうか。
やる気満々だった7月中に比べると、疲れも溜まってきてモチベーションが下がる時期だと思います。
こんな時期は、勉強する時間や場所を変えてみましょう。
朝早く起きて部屋の窓を全開にして、「因数分解」や「2次方程式」の計算問題を15分くらいずつ集中して(4・5セットくらい)やってみるとか。
図書館ではなく、ショッピングセンターや市役所のベンチで、軽め(文字通り、重さが)の問題集をやってみるとか。
環境が少し変わるだけで、意外と新鮮に感じたりするものです。
だまされたと思って試してみて下さい。
また、この時期は、計画の遅れも目立ってくるでしょう。
(「まったく予定通りで、余裕、余裕」という人は少数派でしょう。)
「進学コラム190 夏休みの学習計画」でも書きましたが、夏休みの勉強は「中身」も大事ですが、「達成感」も同じくらい大切です。
夏休みの「達成感」が、秋以降の「自信と希望」につながります。
「達成感」のためには、「やり遂げたもの」がなくてはなりません。
そろそろ、「絶対やり遂げたいもの」を中心に学習計画を修正しましょう。
夏が終わっても、9月中はまだゆとりがあるものです。
秋以降に回してもよいものは一旦ストップして、今やっておきたいものに集中しましょう。
Tel帳をやっているなら、メドがつきそうな科目に絞るとよいでしょう。
やる気が出なくて「ダメダメ」だという人は(上位校志望でそれは困りますが)、自分自身に「ガツンと一発」やるために、「公立高校の過去問」をやってみましょう。
(やるなら、昨年のものは秋以降に取っておきたいので、一昨年(21年)の問題がよいでしょう。)
実際にやってみると、想像以上に得点できないはずです。
「公立レベル」=「易しい問題」ではないこと。
今の実力では、入試レベルには「まだまだ」達していないこと。
を、再認識できるでしょう。
(私立の問題では難しすぎて「やっぱり私立は難しい」になってしまうので、公立がおすすめです。)
本格的に過去問をこなしていくのは、中学範囲を学び終えた秋以降にすべきですが、1年分くらいはかじっておいて損はないでしょう。
思いつくまま書き連ねてしまいましたが、夏休みの終わりに向かって「ゴールの仕方」を考える時期だということです。
勉強がうまくいっていても、いっていなくても、自分の夏の勉強を一旦見つめ直してみましょう。
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