いよいよ、新学期が始まりました。
新中３生の皆さんは、春休みに受験生としてのスタートを切れたでしょうか。
今回は、１学期の学習についてアドバイスをしたいと思います。
中３生は１学期から「因数分解」「現在完了」など、どの科目も重要単元が目白押しです。
学校（塾）の授業が始まったら、授業内容の完全習得に全力を注ぎましょう。
部活との両立が必要な１学期中は、それが一番の受験勉強です。
部活動との両立に余力がある人（または帰宅部の人）は、１学期中にできる限り貯金を作りましょう。
「夏は受験の天王山」と言いますが、それは１学期の準備があってのことです。
夏休みのように、みんなが勉強を始めてしまっては、なかなか差をつけることはできません。
偏差値は「相対的な指標」なので、たとえ自分が頑張っても、他人も頑張ってしまえば、思うように伸びてはくれません。
偏差値を上げたければ、１学期の学習が最も効果的なのです。
貯金作りは、中１・中２の既習分野の復習をしましょう。
問題集をガンガン解いて、忘れかけている知識を再定着させていくのです。
科目は得意・苦手、どちらでもＯＫ。
モチベーションの上がる、長続きしそうな科目を２つくらい選びましょう。（何もかもやろうとすると失敗するので、注意！）
春休みには「英語か数学」と書きましたが、英語・数学は中３の新出事項も大変なので、やりやすくて効果が上がるのは「理科・社会」です。
公立一般入試の問題が難しくなってきても、暗記科目である理科・社会の知識量が合否の決め手になるのは変わりません。
問題集は何でもかまいません、本屋に行けば、受験向けの薄手の問題集がたくさん並んでいます。
「公立向け」とあれば、どれを選んでも内容は同じです。
春休みと同様、大切なことは、１学期中に完結できるようなものを選ぶこと。
夏休みに課題を残してはいけません。
理科・社会なら、学校で買った「ワーク」でもＯＫです。
１日１５分でも３０分でも、４月から続ければ大きな貯金を作れることでしょう。
その上で１学期中に、第１志望校と併願校のひとつくらいは決められるように、情報集めをしましょう。
できれば、学校説明会の始まる夏休みより前に、高校を見に行きましょう。
中に入れなくても、外から眺めるだけでもいいのです。
グラウンドでの部活動の様子や、下校中の在校生の様子を見るだけでも、その学校の様子を知ることが出来ます。
自分の目で見てきて「思い入れ」を作ることが大切です。
その「思い入れ」が「勉強の原動力」になります。
自分をいかに「その気」にさせられるか、それが志望校合格への最大のポイントなのです。
頑張りましょう。
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