さくら進学クリニック 『進学コラム』

千葉県北西部の公立上位高校志望の受験生に受験情報に関するアドバイスをお送りするブログです

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 2025年千葉県公立高校入試は2月18・19日です

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進学コラム158「三者面談後の学習と心構え」

そろそろ、中学校での三者面談も終わる頃かと思います。
受験校が確定すれば、あとは志望校に向けて「勉強あるのみ」ですが、受験勉強は充実しているでしょうか。
冬休みという、まとまった勉強を確保できる期間はあるものの、私立前期選抜まで45日あまり、場当たり的な勉強をしていては、かえって穴を作ってしまうことになりかねません。


これから、冬休み、私立前後期入試、公立特色化選抜、一般入試と、次々イベントがやってきます。
どの時期に何をしていくのか、しっかり計画して勉強を進めていきましょう。


9月には「2学期の学習」というタイトルで、冬休みまでの学習のポイントを書きましたが、今回は私立高入試までのポイントを挙げてみたいと思います。


・学習の中心は「過去問」と「弱点克服」


私立の過去問は、冬休み前にほぼやり終えておきましょう。


過去問の目的は出題傾向を知ることです。
過去問を解いてみて、よく出題される単元が苦手分野の場合は、過去問を解いて終わりではなく、その単元を重点的に鍛えていく必要があります。


もちろん、残り時間を考えると、何でもかんでも取り組んでいけるわけではありません。
例えば、図形問題がよく出ているけど・・・ではだめで、平面か空間か、三平方か相似か円か、細かい絞り込みをする必要があります。
細かく絞り込みをしておけば、短時間で一つ一つ克服していくことができます。


冬休みは弱点克服の最後の機会です、一つでも多く潰していきましょう。
そのためにも、過去問は冬休み前にやり終えてしまいましょう。


・12月中に理科・社会をほぼ完成させよう


これは9月に書いたことと、全く同じです。


1月に入ると、目前に迫った私立高入試を意識して、理科・社会どころではないという気持ちになります。
したがって、12月中に理科・社会は「ほぼ完成」させておかないと、公立一般入試に向けて不安を残すことになってしまいます。


平均点が下がったといえども、公立一般入試で確実な得点が望めるのは、暗記中心の英語・理科・社会です。
この3科目で多く失点するようでは、合格を勝ち取るのは困難でしょう。


暗記は短時間でも効果が出せますから、細切れの時間を活用して1か月間全力でこなしていきましょう。


・漢字練習は万全か


公立・私立を問わず、絶対に得点しなければならないのは「漢字」です。


千葉県の公立一般入試では、漢字だけで配点が20点もあります。
上位校の受験生にとっては、この20点を落としたら「合格はない」と思いましょう。


まだ、一般入試まで3か月近くありますから、漢字が怪しい人は「今すぐ」練習を始めましょう。


冬休み前は、学校が早く終わる日もあると思います。
そんな日の午後を無駄にすることなく、効率的にこなしていけば、まだまだ追い込みがききます。
使い慣れた問題集を、2回3回と繰り返して知識を確実にしていきましょう。



ところで、公立上位校志望の受験生に知っておいて欲しいことがあります。


それは、入試が始まると、中学校では続々と進学先が決定する生徒が出てくることです。
その結果、クラスの雰囲気は急速に受験から離れていきます。


まず、私立前期選抜で私立単願組の生徒が受験を終了します。
(入試相談のある私立高では、単願で入試相談が通ればほぼ確実に合格しますから、三者面談が終わった段階で、受験は終わったと言っている生徒もいると思います。)
ここまでで、多いクラスではクラスの3分の1程度が、受験を終えてしまうでしょう。


私立後期には単願はないので、ここで終わりになる生徒は少ないでしょう。


次は、公立特色化選抜です。
ほとんどの公立高校が定員の半分を取ってしまうので、残っていた生徒の半分程度は、特色化選抜をもって受験を終了することになるでしょう。
ここで、クラスの3分の2程度は受験を終了することになるので、クラス全体としては「受験は終わった」という雰囲気になるはずです。


そんな中で、一般入試での合格を目指して、受験勉強を続けていくことは大変なエネルギーが必要です。
また、県内私立上位校も難関ですから、私立・特色化と不合格が続くことも珍しくなく、そんな状況で受験勉強に向かうためには、「志望校に合格したい」という「強い意志」が必要になります。
公立上位校志望者には、そのための心構えを持ってもらいたいのです。


特色化選抜導入後、上位校の入試は公立も私立も、多数の不合格者が出る厳しいものになっています。
しかし、強い意志を持って乗り越えれば、志望校での高校生活が待っているのです。
昨年も、一昨年も、先輩たちは、皆、そうして乗り越えて高校生になったのです。


「さくら進学クリニック」を見てくれている公立上位校志望の受験生たちには、重なる不合格や、受験が終わって楽しそうな同級生に惑わされることなく、「初志貫徹」してくれるよう願っています。


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