2007年入試もほぼ終わり(まだ公立の2次募集はありますが)、現中2生もいよいよ受験生として、スタートする時期になりました。
ゴールの時期が決まっている受験レースでは、早くスタートした者が有利なのは明白です。
そういう意味で、現中2生にとって春休みは「受験生であることを自覚する」大切な時期といってよいでしょう。
一昔前と違い、学校ではなかなか受験の話が出てきません。いつまでも逃げていようと思えば、1学期の終わりくらいまでは、受験を意識せずにいられるでしょう。
しかしそれでは、希望する高校に進むことは難しくなってしまいます。
だからこそ、受験生としてのスタートは、自分自身で意識して、切らなくてはなりません。
そこで、この春休みに、今までやったことのない勉強をしましょう。多くの人が、学校のテスト前以外に、特別な勉強をしたことはなかったと思います。
受験生の第一歩として、中2までの総復習を「問題集」を使ってやりましょう。
科目は英語または数学、私からお薦めの問題集はありません。本屋に行けば、総復習の問題集が、数多く出ていると思います。まずは本屋に行きましょう。
短い春休みに、両方やるのは困難ですから、どちらか、やる気の出るほうをやってみましょう。苦手なほうでも、得意なほうでも、それは自分自身で決めればよいのです。
大切なことは、「必ずやり遂げること!」。受験生のスタートで挫折しては、マイナスの効果になってしまいます。
そのために問題集は薄手のものにすること。2週間ほどしかない春休みに、100ページ以上の問題集を完成させるのは困難です。極端な話、薄ければ薄いほど良いでしょう。
また、総復習ですから、あまり難しいものも避けましょう。基本を確認しつつ、サクサク進むことが、やり遂げるカギです。
実力アップはもちろん大切ですが、この春休みの目的は、あくまでも「受験生になる」ということです。
これをやり遂げれば、受験生になったという「自覚」が生まれてくるでしょう。
夏休みになれば、誰もが受験生であることを意識し、勉強して当たり前になります。
その前に、いち早く受験生になって、志望校に一歩も二歩も、近寄っておきましょう。
めでたく卒業を迎えた、かつての受験生の皆さんは、遊びすぎていませんか。
前回も書きましたが、春休みから高校生としてのレースは始まっています。
そろそろ、少しずつ勉強を始めましょう。そう、ちょうど1年前に受験勉強を始めたように。
高校受験を切り抜けてきた君たちにとって、勉強の習慣を再び作ることは大変なことではないはずです。まずは教科書からパラパラ始めてみましょう。
左サイドバーに「おすすめ書籍」のリンクもつけておきましたから、参考にしてみてください。(数学・理科ばかりなのは、私が理系出身だからです。)
さて、「さくら進学クリニック2007」は今回を持って終了し、次回の更新からは「さくら進学クリニック2008」として、2008年入試に向けて、スタートしていきたいと思います。
この1年間は、ホームページ開設からの5年間で、最もたくさんの方に訪れていただき、またコメントもいただきました。
「さくら進学クリニック2008」でも、「受験生第一」で頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
文英堂 (2003/01)
「数学が得意」とは胸を張って言えない上位校進学者に。
教科書と並行して実力アップを!