さくら進学クリニック 『進学コラム』

千葉県北西部の公立上位高校志望の受験生に受験情報に関するアドバイスをお送りするブログです

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進学コラム87「2007年入試を終えて」

昨日、公立高校一般入試の合格発表がありました。
ここを見てくれていた受験生全員が、合格できていると良いのですが、現実はそんなに甘くはなかったと思います。結果はどうあれ「受験生の皆さんご苦労さまでした。」


県教委のホームページに、最終的な受験者数・合格者数が掲載されています。

上位校で最終的に2倍を超えたのは、
船橋(普)2.54倍(欠席者2名、合格者は定員+7名、昨年は2.09倍。)
八千代(普)2.14倍(欠席者2名、合格者は定員+5名、昨年は2.21倍。)
佐倉  2.06倍(欠席者0名、合格者は定員+2名、昨年は1.74倍。)
の3校にとどまりました。

応募段階で2.08倍だった東葛は、欠席者は1名でしたが、合格者を定員+5名出したため、かろうじて2倍を切り、1.99倍になりました。(受験325名、合格163名ですから、2倍まであと1人ですが。)


応募段階からは、やや下がったとはいえ、船橋の倍率は、「県民のための」県立学校の倍率としては「不適切」でしょう。
いったい誰が、上位校の受験生をひどい目に遭わせたいのでしょうか。
受験生に与える精神的苦痛など考えることなく、「全国的な傾向だから」などという、くだらない理由で、入試を2回に分けてやったりするのはもうやめましょう。
国で議論されている教育改革もそうですが、「教育を受けている本人たち」を置き去りにしては、正しい教育はできないでしょう。教育は生身の人間が相手なのですから。
船橋の殺人的な倍率については、県議会あたりで取り上げてもらいたいものです。

八千代は、志願変更で12名しか抜けず、欠席も2名のみで、今年も高倍率になりました。この人気は本物なのでしょうか、それとも来年は揺れ戻しが来るのでしょうか。

佐倉・東葛飾は、昨年の揺れ戻しなんでしょうが、志願変更で、それぞれ1名・3名、当日欠席でも0名・1名しか抜けていませんから、単に「昨年倍率が低かったから」というだけではなさそうです。
特に佐倉の抜けの少なさはすごいですね。「公立高5位」の座を盤石にした感じです。これで今年も東大が複数出れば言うことなしでしょう。
東葛飾は、今年を足がかりに公立御三家の意地を見せていくのでしょうか。


上位校では、志願変更での動きは、あまり大きくありませんでしたが、公立高全体的には「倍率の低い方へ」「有利な方へ」動く傾向が強まった感じがします。
このブログでも書いた千葉女子は、応募段階で1.23倍(最終的には1.19倍)まで集まりました。
船橋西に至っては、船橋旭との合併の影響で、志願者81名(0.71倍、定員114名)だったのが、45名も移動して来て(実に56%増)、126名(1.11倍)になってしまいました。結局、欠席1名、合格+5名だったので、不合格者は6名のみ(1.05倍)と、移動してきた人は、おおむね成功だったようです。

県教委が志願変更の途中経過をホームページで載せるようになったことで、変更状況がつかめるようになり、積極的に利用していこうという傾向が強まったのかもしれません。(実際には船橋西のように、最終日に駆け込んだら、翌日の新聞を見て「びっくり」なんてことになってるわけですが。)
また、以前は中学校の先生が志願変更することを嫌がったものですが、最近はそうでもなくなってきているようです、これは良いことだと思います。


私立高入試が大幅に変わった「激動の」2007年入試でしたが、受験生には厳しい入試も多かったと思います。2008年は受験生にプラスになる入試になってもらいたいものです。


晴れて、高校生になる「元受験生」の方々へ。
もう、高校の勉強は始まっています。
教科書を手に入れたら、せめて英語と数学は2ヶ月分くらい予習しておきましょう。
数学なら、教科書と並行して、定番ですが「チャート式」などを、かじってみるのも良いでしょう。(「チャート」は受験まで使えますし)
高校生活はスタートダッシュが大切ですよ!


数学 I+A ―新課程チャート式
砂田 利一 柳川 高明
数研出版 (2003/03)
数学に自信のある上位校進学者限定
教科書と並行して+αの実力を

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