さくら進学クリニック 『進学コラム』

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進学コラム69「併願パターンを考える」

いよいよ三者面談のある10月に入りました。今回から三者面談に向けて、併願パターンを考えてみたいと思います。

特定の学校について書いていく前に、併願パターンを考える際、私が念頭に置いているポイントを挙げておきます。

1.できれば私立は前期だけで終われるようにしよう。

前期だけで私立高入試を終えることができれば、それだけ公立高一般入試(特色化ではない)に向けた準備期間を長く取ることができます。(もちろん前期に受からなければ、後期も受験することになりますが。)
私立高前期試験が1月16日から始まるということは、冬休みに入った時点で、入試まで1ヶ月を切っています。冬休みには理科・社会をやっている精神的余裕は余り無いでしょう。ましてや年が明けてからは、理社は手付かずになるはずです。
理科・社会は暗記中心の科目ですから、触れていない期間が長くなると「どんどん忘れて」いきます。一日も早く理社を始められることは、公立高校合格に、当然、大きく近づくはずです。
ちなみに個人的には、特色化対策をあまり多くやることはお勧めしません。特色化初年度から独自問題を実施している船橋高校でさえ、出題レベルは年によってバラバラです。過去問は参考にはなっても、あまり対策にはならないでしょう。(もちろん、どんな問題が出たのか、知っておく必要はありますが。)過去問をやり込んだからといって、それは二度と出題されない問題なのです。ましてや高倍率なのですから、特色化はあくまでも「運と実力」の勝負。本当の勝負は一般入試と考えるべきでしょう。

2.できるだけ受験校数を減らそう。

私は、公立高校が第一志望の場合は、「私立を多数受験する必要はない」という考えを持っています。特に上位校志望の場合は、特色化選抜で不合格になる可能性が高いため、不合格体験を多く重ねる(県内上位私立高校は、公立以上に難関ですから。)ことは、受験生にとって(心理的に)マイナスだと考えるからです。
ですから、昨年の併願パターンでは、船橋高受験生に「チャレンジ校」の受験を勧めていません。その姿勢は今年も変わりませんが、一昨年までは「次善校」だった市川が、完全に「チャレンジ校」になってしまったため、手頃な「次善校」がなくなってしまいました。そのため、仕方なく「チャレンジ校」を勧めざるを得なくなり、昨年の併願パターンと比較すると、手のひらを返したように「やたら私立を勧める」ように見えるかもしれません。
もちろん、家庭の経済的な負担(受験料だって1校に2万円程度かかりますから)を考えても、私立受験校は少ないに越したことはないでしょう。

3.安心して公立高校を受験できるだけの次善校を確保しよう。

2番目と多少矛盾しますが、公立高志望者が私立を受験する理由は、「安心して公立校を受験するための保険」だと思います。
そのためには、最悪の場合「ここに進学しても仕方がない」と思えるような学校を、確保しておかなくてはいけないでしょう。

以上の3点を基本方針に、併願パターンを考えていきたいと思います。

では、次回は「県立船橋高志望者の併願パターン」です。

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