さくら進学クリニック 『進学コラム』

千葉県北西部の公立上位高校志望の受験生に受験情報に関するアドバイスをお送りするブログです

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 2025年千葉県公立高校入試は2月18・19日です

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Topics7「誰のための特色化50%」

県教委から、平成19年度「特色ある入学者選抜(特色化選抜)」の検査の内容等について発表がありました。新聞にも掲載されていましたので、ご覧になった方も多いと思います。

特色化の定員は、「ほぼ全校」と言ってよいほど上限の50%になり、上位校でも県千葉・木更津・柏のわずか3校が40%なのを除けば、軒並み50%になりました。
これで、公立高校の入試は「完全に2回体制になった」といえるでしょう。
しかし、ほぼ全校が50%になってしまうと、募集定員に関しては「特色ある」ではなくなってしまいました。


結局、特色化選抜は「学校独自形式による入試」と「同一問題による入試」の2本立てにしたかったということなんでしょう。
本来ならば、公立高校といえども、学校ごとに教育方針が異なるわけですから、「学校独自形式による入試」であるのが望ましい姿なのでしょうが、県教委としては「そこまで各学校の裁量を広げたくない。」という本音もあるんだと思います。
そういう、受験生にとってはどうでもいい、お役所の権限争いのために、特色化選抜などという「中途半端な」制度ができたんだと思います。
しかし、それは結局「誰のためにもならない」ってことでしょう。
特色化ができて得したのは塾ぐらいでしょうか。(でも特色化は受からないから、塾もいい迷惑かも。)


毎年書いていますが、受験生は特色化選抜に惑わされず、一般入試も含め「2回の入試を通じて合格を勝ち取るんだ」という気持ちでいることが大切です。
間違っても、「特色化で終わりたい」なんて考えて、出題されもしない過去問(特色化選抜は、まだ4回しか実施していませんから、過去問の類題はほとんど出ることはないでしょう。)ばかりに取り組んだりしないように。特色化で一発逆転を狙っても、入学後、授業についていけませんよ。


そして、県教委には、受験生の負担を考慮し、早く特色化選抜を止めて欲しいものです。


ところで、同時に「県立高等学校再編計画 第3期実施プログラム」も発表になりました。
今回は船橋旭(統合相手は船橋西)・市川北(市川西)・松戸矢切(松戸秋山)・湖北(布佐)の4校が「統合という名の廃校」になるようです、毎度のことながら在校生・卒業生はたまらないでしょうね。


いよいよ夏休みです。受験生にとって夏は「天王山」、少しばかり無理をするくらいの勉強をしてください。
このブログは例年のごとく、夏休み中は更新できなくなると思います。これにてしばしのお別れです、また9月にお会いしましょう。

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