千葉県教育委員会のホームページに、「平成１９年度千葉県県立高等学校第１学年入学者選抜要項」（pdfファイル）が掲載されています。
お役所ならではの堅い表現の入試要項ですが、公立高校の入試システムが一通りわかります。受験生は見ておくのも良いでしょう。（受験ガイドなどには同様のものが掲載されていますから、「ぜひ」と、お勧めするほどのものではありません。）
それよりも受験生にぜひ見てもらいたいのは、もう掲載されて１ヶ月以上になりますが「平成１８年度入学者選抜結果」（pdfファイル）です。昨年の学力検査での、教科ごとの平均点・得点分布（10点刻みの簡単な折れ線グラフですが）、設問ごとの正答率などが公表されています。
参考になるのは、「得点分布」と「設問ごとの正答率」で、点を取りやすい（取りにくい）科目・問題が読み取れます。夏休みの学習計画を立てるうえでも、参考になると思います。
もうひとつ、ぜひ見ておきたいのが「平成１８年度千葉県公立高等学校入学者選抜における学習成績一覧表（学習成績分布表）」です。（「一覧表」だと中学校名がわからないので、「中学校別」のほうを見ましょう。）
これは中学校ごとの、「内申点の付け方」（「５」が何％とか）が掲載されているもので、以前であったら絶対にお目にかかれない「ものすごい資料！」です。自分の中学校は「気前よく成績をつけてくれる」のか、それとも「辛い」のかが、わかってしまいます。
もちろん、成績を高くつけてくれる中学校だったからといって安心は禁物です。千葉県では内申と学力検査は１３５:５００ですから、内申書の１点２点は、入試では誤差の範囲です。
「得した」とか「損した」とか、思ってしまいそうな人は見ない方がよいかもしれませんが、情報公開の恩恵ですから、普通の人は「ぜひ」ありがたく見ておきましょう。
さらに「平成１８年度千葉県公立高等学校入学者選抜における選抜・評価方法の公表について」というお知らせも見てみてください。
これは、各公立高校における「選抜の基準」（特色化・一般入試とも）が公表されているというもので、これには「内申書の扱い」や「作文・面接の評価方法」などが詳細に記載されています。
特に特色化選抜では、学校ごとに選抜の仕方がバラバラですから、選抜の際に「何が重視されるのか」を知っておけば、入試では大変有利になるでしょう。
ただ、これはホームページ上で見られるわけではなく、千葉県文書館行政資料室、または県教育庁各教育事務所まで、見に行かなくてはならないので、大変は大変ですが、見に行く価値はあるでしょう。（１枚１０円でコピーも取れます。）
