いよいよ明日は公立高校の合格発表ですね。
長かった2005年入試も、これでほぼ終了です。
今年の公立の問題を見て、個人的に感じた点を述べると、
数学では5番(図形)が近年になく難しかったと思います。(1)の証明だけでなく(2)の長さを出す問題も難しかったので、ここで大幅に時間を使ってしまった挙句、答えも出ず、見直しの時間も取れなくなってしまった人も多かったのではないかと思います。
「円」は新課程になって基本は中2に、三平方が絡むようなものは中3に、と学年を分断されてしまったので、旧課程の生徒に比べると出来が悪くなっているように感じています。それだけに、千葉高などの最上位校でも、解けなかった生徒が少なからずいたのではないでしょうか。演習量が問われる問題だったと思います。
5番以外は例年より易しいくらいだったと思いますから、数学の演習量に自信がない生徒は、2・3分で5番を見切って、85点満点のつもりで残りの問題に全力を注げば、1つくらいミスが出ても80点は取れたと思います。3番(規則性)も時間さえあれば、ひたすら書き出すことで正解が出せたでしょう。「数学は満点を取りに行かない。」これは、次からの受験生にも知っておいて欲しいですね。
国語では昨年正答率の低かった「作文」が、事実上作文でなく「要約」になってしまいましたから、明らかに平均点はアップすることでしょう。個人的には国語の入試問題に「作文」は、評価していたほうなので「作文」として残して欲しかった気がしますが、下位校では白紙が多くなっちゃうんでしょうかね。
理科も例年より平易な感じがしましたから、全体の平均点は3年前までに近い程度には上がるんじゃないでしょうか。
発表を明日に控えた受験生には、いまさら平均点なんて野暮な話ですね。明日、しっかり自分の目で結果を見てきて下さい。