こんにちは、さくらです。
前回のコラムで「夏休みに向けて課題をピックアップしておこう」と書きました。
夏休みの学習成果は事前の計画で決まります。
自分の強化したいことを明確にして成果の出せる計画を立てたいものです。
ところで、千葉県公立上位校に合格するためには、共通問題500点満点で400点を超える高得点が必要になります。
公立の問題は教科書をもとに作られているので大半が上位生には与しやすい問題ですが、入試本番は緊張するので普段なら当たり前にできる問題で苦戦したりします。
できていたはずの問題や、覚えていたはずの問題で、思わぬ失点をするのが入試本番なのです。
本番で失敗しないためには繰り返し練習するしかありません。
それはスポーツや楽器の演奏と同じです。
緊張する本番でもできるためには、いつでも確実にできるように繰り返し練習するしかないのです。
夏休みは学校が休みであるぶん、時間をかけた勉強をすることができるはずです。
強化したい勉強だけでなく、ひたすら練習する勉強もしっかり盛り込みましょう。
では、ひたすら練習するための問題集は何を選んだらよいのでしょう。
強化したい勉強ならば、その教科・単元に絞った問題集を選べばよいですが。
ひたすら練習するための問題集は何もかも載っている総合的な問題集が必要になります。
一番良いのは過去の入試問題ですが、過去問はせいぜい5年分程度しか掲載されていません。
これでは量を練習する前に終わってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、全国47都道府県の公立(と主要国私立)の前年の入試問題をまとめて収録した、
旺文社 「全国高校入試問題正解」(通称「Tel帳」、以下、Tel帳と略します)です。
これなら公立の入試問題が独自問題含めて50以上載っていますから、たっぷり練習することができます。
入試問題にも「流行り廃り」はあります。
前年の問題だけで構成されているTel帳なら、最新の入試問題の傾向をつかむことができます。
(兄姉のお下がりがあるならそれでもOKですが、10年も前のものは避けた方がよいかもしれません)
たくさん問題を解くことで中学校のほぼ全範囲をカバーでき、苦手のチェックやど忘れを発見することもできます。
苦手やど忘れが発見されたら、そこは単元別の問題集やワークに戻って練習しましょう。
そうすれば、効率よく苦手克服や復習をすることができます。
Tel帳は「高校受験勉強の真打ち」ともいうべき問題集です。
公立上位校が目標ならば、極端な話、Tel帳と過去問だけで受験対策は十分でしょう。
(計算や漢字・単語のドリルなどは別ですが)
夏休み以降も入試まで、全国の公立入試問題を繰り返し解きまくりましょう。
ただし、Tel帳は非常にエネルギーのいる教材です。
掲載されているのは入試問題そのものですから、ある程度以上の実力がないと解き進めることも難しいです。
特に暗記科目である英語・理科・社会では正解が半分に満たないようでは効果は期待できません。
その場合はワークやまとめ用の問題集で復習してからTel帳に取りかかるとよいでしょう。
ざっくり言って、志望校がVもぎ偏差値60以上ならばすすめられますが、そうでなければもっと薄手の問題集で十分です。
(どんなに優れた教材でも、こなしきれなければ効果は期待できないのです)
まずは書店などで現物を見てから購入するか決めるとよいでしょう。
くれぐれも、親が勝手に買って与えたりしないようにしてください。
次回はTel帳の使い方についてお話しします。
旺文社 2026年受験用「全国高校入試問題正解」
入試問題は何が出るかわかりません、訓練のために買うのですから分野別ではなく、通常の(県別の)Tel帳がよいでしょう。
5教科買うとかなり重いので、本屋で買うより通販のほうが楽です。
上が楽天ブックスへの、下はアマゾンへのリンクになっています。
(購入にあたっては、あらかじめ書店などで見ておくことをおすすめします)
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