こんにちは、さくらです。
千葉県教育委員会のホームページに「令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜の改善策について」という文書が掲載されています。
昨年の公立入試で採点ミスが多数発覚したことを受けて、その対策についてまとめた文書です。
来年の入試における改善策は以下の通りです。
【改善策1】学力検査問題の解答方法は、短答を含む記述式とマークシート式の併用型とする。
【改善策2】記述式部分の採点は、デジタル採点システムにより、別の採点者がそれぞれ採点を行った後、結果を突き合せて確認を行う。
【改善策3】合否のボーダーライン付近の答案点検を実施する。
【改善策4】採点・点検を行うための臨時休業日を追加で設定できるようにする。
【改善策5】採点・点検は、原則として全ての学校において同一の方法で行う。
基本的に6月に発表された「採点誤り再発防止への提言」の内容と変わっていません。
改善点の大きなものは「選択問題はすべてマークシートになる」ことと「記述問題は答案を2系統に分けてPC上で採点し、2つの採点データを照合して点検する」ことです。
採点のすべてがPC上になるため、選択問題も記述問題も得点は自動的に集計され計算ミスを防ぎます。
学校側はPCの操作に慣れるまで大変かとは思いますが、これなら人的なミスは大幅に改善されるでしょう。
受験生側が気にするべき点も少なく、マークシートの書き方に慣れておくことぐらいでしょうか。
私立でもマークシートの学校はありますから、たいした障壁にはならないでしょう。
(解答用紙のサンプルは早い時期に公表するそうです)
いよいよ、受験の天王山である夏休みです。
受験生諸君は安心して勉強に励んでください。