こんにちは、さくらです。
千葉県教育員会のホームページに「平成28年度千葉県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果」が掲載されています。
これには公立入試の「平均点」「設問ごとの正答率・無回答率」「得点分布グラフ」などが掲載されています。
過去3年間と平均点を比較してみると
《前期選抜》
国語 社会 数学 理科 英語 5教科
2013年 44.7 44.9 46.5 45.5 50.6 232.3
2014年 52.3 48.8 52.6 43.9 54.2 251.9
2015年 48.5 58.1 46.9 57.1 55.9 266.5
2016年 57.0 56.6 47.4 46.3 50.3 257.5
《後期選抜》
国語 社会 数学 理科 英語 5教科
2013年 52.6 56.5 55.4 56.4 50.3 271.2
2014年 57.6 60.0 52.8 54.8 55.5 280.7
2015年 55.9 64.2 57.1 62.4 54.5 294.2
2016年 56.7 62.1 57.9 51.0 60.9 288.7
前期は前年より5教科平均点が9点下がりました。
目立つのは国語の易化と理科の難化です。
国語は前期・後期になった2011年以来、平均が50点を超えたことは2014年の1度しかなく、
数学と並び得点しにくい教科の代表でした。
これだけ平均点が上がっていると、国語の出来が少なからず合否に影響したでしょう。
理科と社会は2013・14年と2年続けて40点台に難化しましたが、2015年は一転して50点台後半に戻りました。
2016年は理科のみ40点台に難化して社会と傾向を分けています。
5教科合計では得点分布グラフを見ると今年も450点以上の得点者がほとんど存在していません。
1番手校では400点台前半での僅差の戦いになったと思われます。
後期は前年を5.5点下回り、前期・後期になって以来上昇し続けた流れが止まりました。
2013年からの「前期は難しめ、後期は易しめ」という流れは継続されているようです。
後期でも理科の難化が今年の特徴だったといえます。
(千葉県の理科は以前から難易度が乱高下する傾向でしたけど・・・)
いずれまた、正答率や得点分布の分析もまとめてみたいと思います。