こんにちは、さくらです。
前回は私立高校の入試日程をまとめましたが、今回は2016年入試全体の日程を確認したいと思います。
私立入試はいつ始まって公立入試にどう関係していくのか、しっかり理解しておきましょう。
12月15日ごろから 県内私立高校で入試相談を開始
入試相談とは、一部(実際は大半)の私立高校に中学校の先生が「合格の可能性」を相談に行くものです。
この段階で入試相談のある高校=安全校は決定します。
(入試相談とは何かについては、さくら進学クリニックの高校受験Q&Aも参考にしてください)
1月17日から 県内私立高校 前期選抜
第一志望(単願・専願)の入試はほとんどが前期に行われています。
ほとんどの高校で前期選抜のほうが後期選抜よりも募集定員が多くなっています。
定員配分を考えれば県内私立入試の中心は前期にあるといえます、合格を確保したい高校は前期から受験しましょう。
渋谷幕張の前期は5科入試です。
東邦は前期・後期とも4科(英数国理)入試です。
専大松戸・芝浦工大柏・麗澤は2日間入試がありますが、1日だけの受験も2日続けての受験もできます。
2月5日から 県内私立高校 後期選抜
後期は募集定員が少なく倍率も高い高校がほとんどです。
大幅に合格者を絞る場合もあり、過去の入試結果(偏差値・倍率)と大きく異なる結果になることがあります。
入試相談のある学校を中心に後期選抜をやめる学校も多くなってきています。
前期の発表後に後期の願書締め切りがあるので、前期の結果を見て後期の出願校を決めることができます。
私立後期と公立前期の間は2〜4日しかないので、私立後期を受験すると公立対策が手薄になる可能性があります。
公立高校が第一志望の人は私立後期を受けないですむような併願パターンを組むと安心でしょう。
2月9日10日 公立高校 前期選抜 (発表は17日)
前期選抜の定員枠は普通科で30%〜60%となっていますが、全校で上限の60%に設定されています。
専門学科では50%〜100%となっており、上位校でも県柏・理数科など100%の高校があるので注意が必要です。
選抜は1日目は共通問題(5教科、各50分)を、2日目は学校独自の検査(面接、作文など)を実施します。
2015年入試から独自問題を実施する学校はなくなりました。
前期選抜では「調査書の評価方法」や「学校独自の検査の扱い」など、高校によって選抜・評価方法がまちまちです。
各高校のホームページに「選抜・評価方法」や「2日目の選抜内容」が掲載されていますので確認しておくとよいでしょう。
(ただし、現在掲載されているのは前年のものです、新しいものは例年10月下旬ごろに掲載されます)
願書受付が2月1日2日なので私立前期の結果を見てから出願ができます。
(私立後期は2月5日からなので公立前期の出願には間に合いません)
2月10日は都内私立高校の一般入試初日と重なります。
開成、慶応女子、早稲田実業などと公立上位校を併願したいと考えている人は注意が必要です。
前期選抜には志願変更がありません。
挑戦でいくのか、安全志向でいくのか、十分に考えて出願しましょう。
2月29日 公立高校 後期選抜 (発表は3月4日)
後期選抜は5教科の全校共通問題です。
1教科40分なので前期選抜の試験問題を若干圧縮したような形になっています。
問題数が少ないため1問の配点が大きいのが特徴です。
各高校が必要に応じて面接等を実施できることになっていますが、上位校ではほとんど実施されません。
後期選抜は全校がほぼ同じ方法で選抜します。
調査書と学力検査の比率は学校ごとに定めていますが、上位校は内申135点+学力検査500点=635点満点です。
(内申点は中学校評定合計平均値により修正される(前期も後期も)ため135点を超える場合もあります)
後期選抜の願書受付は2月22日23日で前期発表日(17日)の5日後です。
一昨年までは前期発表の2日後でしたから、後期受験校を考える時間はかなり増えました。
(それでも、中学校では事前に願書を用意するように言われるでしょう)
後期選抜では願書提出後に志願校の変更(2月24日25日)ができます。
以前は変更することを中学校の先生が嫌ったものですが、最近は倍率を見て動く受験生も少なくありません。
前期が不合格になって気持ちが動転してしまった場合は志願変更まで落ち着いて考えるのもよいでしょう。
千葉県の高校入試は私立前期選抜から公立後期選抜発表まで1か月半もあります。
この間ずっと緊張状態が続きますので、受験生本人だけでなくご家族にとっても大変な試練となります。
心の準備は早めにしておきましょう。
かけ足で2016年の千葉県高校入試について確認してきました。
次回は併願パターンについて書きたいと思います。。