こんにちは、さくらです。
公立前期選抜が目前に迫ってきました。
受験生のみなさんは、体調に十分注意して最後の調整をしてください。
ところで、先日発表された前期選抜の倍率を見た人も多いと思います。
「ずいぶん倍率が高いな」と思いませんでしたか。
現在の公立高校の入試は定員を2つに分けて2回の選抜を行っています。
入試が複数回行われると「のべ受験者数」が増えてしまうため、各回の試験における倍率は高くなってしまいます。
2倍3倍といった高い倍率は入試が複数回あることによって生じているのです。
もしも、かつてのように入試が1回きりなら倍率はどうなるのでしょうか。
「前期選抜の志願者数」を「前期・後期の総定員」で割ることで「本当の倍率」を出してみました。
県千葉 515名 ÷ 240名 = 2.15倍
県船橋 602名 ÷ 320名 = 1.88倍
東葛飾 545名 ÷ 320名 = 1.70倍
千葉東 603名 ÷ 360名 = 1.68倍
佐倉 452名 ÷ 280名 = 1.61倍
薬園台 390名 ÷ 280名 = 1.39倍
市千葉 403名 ÷ 280名 = 1.44倍
県柏 315名 ÷ 280名 = 1.13倍
2倍を上回っているのは県千葉のみで、人気校の県船橋でも2倍には届いていません。
倍率が2倍を切るということは受験生の半分以上が合格するということです。
薬園台、市千葉、県柏では1.5倍も割っていますから3人に2人以上が合格します。
上位校の場合、後期選抜では志願者が抜けるのが普通なので、実際の倍率はもう少し下がると考えてよいでしょう。
(ただし、県柏はすでに十分すぎるほど低倍率なので、むしろ流入の対象になるかもしれません)
2回の試験を通して見ればその程度の倍率です、気を楽にして入試に臨んでください。